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一般ビュー

目次
索引
支援情報
概要
パーティション機能
起動と停止
コンプレックススコープ
パーティションスコープ
ハードウェアビュー
単一パーティションビュー
セルビュー
I/Oビュー
一般ビュー
セルスコープ
I/Oシャーシスコープ
アクション
ステータスインジケータ
メッセージ
リリースノート
Partition Managerについて
用語集
ヘルプの使い方
 このビューについて
 一般的なパーティションプロパティ
 コンポーネントの概要
 メモリー構成の表示または非表示
 アクション

このビューについて

このビューでは、特定のnPartitionの概要情報とプロパティが表示されます。 nPartitionに属するコンポーネントのうち、電源がオンになっているすべてのコンポーネントの概要が含まれます。

このビューを使用して、nPartitionの構成を調べます。 このビューではどのフィールドの内容も直接変更することはできません。 nPartitionのプロパティを変更するには、アクションメニューから[nPartition][変更]アクションを選択します。

一般的なパーティションプロパティ

一般的なパーティションプロパティ テーブルでは、nPartitionのプロパティが表示されます。

表 1  一般的なパーティションプロパティ

nPartition名

このnPartitionを識別するパーティションの名前。 パーティション名にはシステム管理者にとって意味のある名前を付けます。ただし、Partition Managerにとっては意味はありません。 これらは重複していても構いません。 ただし、固有のパーティション名を割り当てることで混乱を避けることができ、オペレータによる誤操作も減るので、 nPartitionごとに固有のパーティション名を割り当てることを強くお勧めします。

ステータス

パーティションの現在のステータス。 以下のいずれかの値になります。

アクティブ

nPartitionがアクティブとなるのは、パーティション内のセルのうち少なくとも1つアクティブな場合です。

非アクティブ

nPartitionが非アクティブとなるのは、nPartitionのすべてのセルが非アクティブなときのみです。

nPartition番号

コンプレックスの中でこのnPartitionを一意に識別するパーティション番号。 パーティション番号はnPartitionの作成時に自動的に割り当てられ、変更はできません。 コンプレックス内の1番目のnPartitionにはパーティション番号0が割り当てられます。

アクティブコア セル

現在nPartitionのコアセルとして機能しているセル。 このフィールドはアクティブなnPartitionに対してのみ定義されます。 非アクティブのnPartitionに対するアクティブコア セルは存在しません。これは、nPartitionがブートされるまでコアセルが選択されないためです。

セルの特定は、キャビネット番号およびキャビネット内のセルスロット番号で行います(例:「cab0, cell2」)。 セルの識別子をクリックすると、セルについての詳細を表示できます。 この操作により、そのセルについてのセルスコープの一般ビューに移動します。

オペレーティングシステム

nPartitionがアクティブで、オペレーティングシステムをブートしている場合は、オペレーティングシステム識別文字列がここに表示されます。 Partition Managerがこの情報を取得できない場合は、このフィールドに「?」 (未定義のステータス)が表示されます。

ホスト名

nPartitionがアクティブで、オペレーティングシステムがブート済みであり、かつネットワークホスト名が割り当てられている場合、ここにはホスト名が表示されます。 Partition Managerがこの情報を取得できない場合は、このフィールドに「?」 (未定義のステータス)が表示されます。

管理IPアドレス

このnPartitionに関連付けられたネットワークIPアドレス。 IPアドレスが存在しない場合は、このフィールドに「-」が表示されます。

CPUアーキテクチャ

CPUのプロセッサファミリーを識別します。 PA-RISC搭載システムの場合、このフィールドは「PA-RISC」と表示されます。 Itanium®ベース システムでは、このフィールドは「Itanium(R)ベース」と表示されます。

セルの互換性 セルのハードウェアクラスを識別する文字列です。 同じ互換コードを持つセルは、同じnPartitionに割り当てることができます。 互換コードが異なるセルは、同じnPartitionに割り当てられません。 空のセルスロットは、すべてのセルまたは他のセルスロットと互換性があるとみなされます。
ファームウェアのリビジョン

セルボード上のシステムファームウェアに関連するリビジョンレベルです。

ハードウェアステータス

このフィールドは、nPartitionのハードウェア コンポーネントのステータスを表示します。 詳細は、ステータスインジケータを参照してください。

一次ブートパス

このnPartitionの一次ブートパス(PRI)として割り当てられたデバイスパス。 これは、オペレーティングシステムのブートに使用されるディスクデバイスを特定します。

HA代替ブートパス

このnPartitionの高可用性代替ブートパス(HAA)として割り当てられたデバイスパス。 これは、PRIディスクの接続先であるセルが故障しているか、または非アクティブの場合に、オペレーティングシステムのブートに使用されるディスクデバイスを特定します。

代替ブートパス

このnPartitionの代替ブートパス(ALT)として割り当てられたデバイスパス。 これは、オペレーティングシステムをブートするためのブートディスク選択プロセスの中で選択できる、代替ディスクデバイスを特定します。

 

コンポーネントの概要

コンポーネントの概要テーブルでは、nPartition内で電源がオンになっている個々の種類のハードウェア リソースの数が表示されます。

このテーブルでは電源がオンになっているコンポーネントのみカウントされます。

表 2  コンポーネントの概要

セル

nPartition内で電源がオンになっているセルの数。

CPU

電源がオンになっている、nPartition内のすべてのセルにわたるCPUの数。

DIMM

電源がオンになっている、nPartition内のすべてのセルにわたるDIMMの数。

メモリー

nPartition内で電源がオンになっているDIMMのメモリー合計量(GB)。

I/Oシャーシ

nPartition内で電源がオンになっているセルに接続している、電源がオンになっているI/Oシャーシの数。

I/Oカード

nPartition内で電源がオンになっているセルに接続している、電源がオンになっているI/Oシャーシの中で、電源がオンになっているI/Oカードスロットに設置されているI/Oカードの数。

 

メモリー構成の表示または非表示

初期状態では、このビューにはこのnPartition内のセルのメモリー構成は表示されません。 この情報を表示する場合は、[メモリー構成を表示 >>]ボタンをクリックします。

インタリーブメモリー領域テーブルには、nPartition内のインタリーブメモリーの構成状況が表示されます。 Partition Managerが該当する情報を取得できない場合、この表は表示されず、代わりにメッセージが表示されます。 メモリーインタリーブはnPartitionのブート時に行われます。このため、nPartitionが非アクティブであるかブートされていない場合、もしくはサーバーとオペレーティングシステムの構成がインタリーブメモリー領域を提供していない場合は、インタリーブの情報が使用できません。

インタリーブメモリーは、nPartitionの複数のセルにわたる1つ以上の領域で構成されます。 最適なインタリーブは、インタリーブに提供しているセルの数が2の累乗で、すべてのセルが同じ2の累乗のGB量のメモリー(0.5 GBを含む)を提供しているときに、実現できます。 この場合は、単一のインタリーブメモリー領域が存在します。 それ以外の場合は、複数の領域が作成されます。 たとえば、nPartitionに4つのセルがあり、そのうち2つが12 GBのメモリーで、残り2つが8 GBのメモリーの場合は、2つのインタリーブ領域が作成されます。1つは、それぞれ8 GBを提供している4つすべてのセルを伴い、もう1つは、それぞれ4 GBを提供している2つのセルだけを持ちます。

表 3  インタリーブメモリー領域

インタリーブ領域

領域には0から順に番号が振られます。

セルの場所

領域に提供する各セルがここにリストされます。 セルの特定は、キャビネット番号およびキャビネット内のセルスロット番号で行います(例:「cab0, cell2」)。 セルの識別子をクリックすると、セルについての詳細が表示できます。 この操作により、そのセルについてのセルスコープの一般ビューに移動します。

インタリーブメモリー量(GB)

領域内の各セルから提供された、インタリーブメモリーの合計量(GB)。

インタリーブ領域のメモリー合計量(GB)

このインタリーブ領域のメモリー合計量(GB)。 これは領域の各セルから提供されたメモリーの合計です。

 

セルローカルメモリー(CLM)の割り当てテーブルには、nPartition内のセルローカルメモリー(CLM)の割り当てが表示されます。

セルローカルメモリーはHP-UX 11i v2(B.11.23)、SuSE Linux Enterprise Server 9またはMicrosoft® Windows®を実行しているnPartitionでのみサポートされています。CLMをサポートしないオペレーティングシステムでnPartitionをブートすると、CLMとして割り当てられたメモリーは使用できません。

表 4  セルローカルメモリー(CLM)の割り当て

ハードウェアの場所

セルの物理的な場所(キャビネットとセルスロット)。 セルの識別子をクリックすると、セルについての詳細を表示できます。 この操作により、そのセルについてのセルスコープの一般ビューに移動します。

セルタイプ

常にベースに設定されています。 他のセルタイプは将来のリリースで導入される可能性があります。

合計メモリー正常(GB)

セル上で構成済みで使用できるメモリー合計量(GB)。

実際のCLM使用量(GB)

nPartitionがブートされたときにCLMとして割り当てられるセルのメモリー量(GB)。 nPartitionが非アクティブな場合、このカラムは無視されます。 実際のCLMは要求されたCLMと異なることがありますが、これはシステムファームウェアによるセルのハードウェア上の制約と、インタリーブメモリーの最小要件があるためです。

要求されたCLM

セルローカルメモリーとして使用するために要求されたセルのメモリー量(GB)。

要求インタリーブ(GB)

インタリーブメモリーとして使用するために要求されたセルのメモリー量(GB)。

 

メモリー構成テーブルを非表示にするには、[<< メモリー構成を非表示]ボタンをクリックします。

アクション

それぞれのビューの右側には、Partition Managerで実行できるアクションのメニューがあります。 これらのアクションは6つのサブメニューに分類されています。 サブメニューを展開するには、サブメニュー名の左側にある [+]アイコンをクリックします。 サブメニューの下にあるアクションが表示され、アイコンは [-]に変わります。 サブメニューを閉じるには、アイコンをクリックします。 サブメニューの下にあるアクションが非表示となり、アイコンは [+]に戻ります。

Partition Managerが開始すると、各サブメニューは閉じられます。 ビューを変更すると、展開していたサブメニューは展開されたままとなり、閉じられていたサブメニューもそのままとなります。

各ビューで、メニューのすべてのアクションが表示されるわけではありません。 特定の条件下では実行することができないため、メニューに表示されないアクションがあります。 無効になっているアクションはメニューでグレー表示され、クリックできません。 システムの現在の状態と現在選択されているオブジェクトによって、アクションが有効または無効になります。

マウスのカーソルをクリックせずにアクションの名前に合わせると、ツールのヒントのポップアップが表示されます。 現在有効になっているアクションの場合、アクションの実行内容を説明するテキストが表示されます。 現在無効になっているアクションの場合、アクションが無効な理由を説明するテキストが表示されます。

次の表は、このビューで有効になっているアクションを示します。 このビューで有効にできないアクションは含まれていません。 各サブメニューおよびアクションの右側には簡単な説明と、アクションを有効にするための要件が表示されます。 必要な条件が満たされない場合、メニュー内のアクションはグレー表示になり選択できません。 アクションの名前をクリックすると、アクションの詳細なヘルプに移動します。

表 5  アクションメニュー

[-][コンプレックス]

アクションはコンプレックス全体に関係します。 このアクションはすべてのビューで有効になっています。

 
 [コンプレックス名の設定]
コンプレックスの名前を変更します。
 
 [コンプレックス稼動状態の解析] 

コンプレックスの健全性を全体的に分析する問題探知機能を実行します。

 
 [すべてのLEDをクリア]

すべてのアテンションインジケータをオフにします。

 
 [コンプレックス詳細の表示]

コンプレックス全体の詳細な構成およびステータスを示すテキストレポートを表示します。

[-][nPartition]

1つ以上の既存のnPartitionに関係するアクションです。 [nPartitionの作成]はすべてのビューで有効になっています。 nPartitionが選択されている場合や、現在のスコープで暗黙的に選択されている場合、他のnPartitionのアクションが有効になります。 セルスコープやI/Oシャーシスコープの中では、当該セルまたはI/Oシャーシを含むnPartitionは、暗黙的に選択されているとみなされます。

 
 [nPartitionの作成]

[nPartitionの作成] ウィザードを開始して、nPartitionを新規作成します。必須:コンプレックスに空きセルが必要です。 空いていないセルを選択しないでください。オプション:空きセルが選択された場合、ウィザードの[セルの選択]ステップでこのセルが事前に選択されます。

 
 [セルの割り当て]

既存のnPartitionにセルを割り当てます。必須:1つ以上の空きセルを選択する必要があります。 nPartitionに割り当てられたセルは選択できません。オプション:単一のnPartitionも選択できます。

 
 [nPartitionの削除]

既存のnPartitionを削除し、リソースを解放します。必須:現在のスコープで、単一のnPartitionが選択または暗黙的に選択されている必要があります。

 
 [nPartitionの変更]

既存のnPartitionを変更します。必須:現在のスコープで、単一のnPartitionが選択または暗黙的に選択されている必要があります。

 
 [セルの割り当て解除]

セルを既存のnPartitionから割り当て解除し、セルを空きセルにします。必須:単一のnPartitionに属する1つ以上のセルが選択されている必要があります。 空きセル以外は選択できません。

[-][ツール]

Partition Managerにあるユーティリティのアクションです。 このアクションは常に有効です。

 
 [データの更新]

新規コンプレックスをスキャンし、表示内容を更新します。

 
 [ログファイルの表示]

Partition Managerを実行中のシステムについて、システム管理ログファイルを表示します。

 
 [コンプレックスの切り替え]

他のコンプレックスと接続するためにユーザー認証の画面に戻ります。

[-][ヘルプ]

このアクションは別のブラウザウィンドウでオンラインヘルプを表示します。 ヘルプのブラウザウィンドウがすでに開いている場合は、そのウィンドウが再利用されて、選択されたヘルプページが表示されます。 このアクションにより、最初のヘルプページが選択されて表示されます。 そこから、その他のヘルプページを参照できます。 このアクションは常に有効です。

 
 [現在のビュー]

現在のコンテキストに固有のヘルプを表示します。 現在のビューに関連したヘルプページが表示されます。

 
 [概要]

概要のヘルプトピックが表示されます。 このトピックでは、Partition Managerの概要、およびアプリケーションとオンラインヘルプで使用する概念と用語について説明します。

 
 [バージョン情報]

Partition Managerについてのヘルプトピックが表示されます。 このページでは、製品バージョンやリリース履歴、著作権および商標情報、およびその他の法的表示事項を表示します。