セルをコアセルとして試行する際の優先順位を指定します。
それぞれのnPartitionには、 nPartitionがブートしたときにシステムファームウェアがコアセルとして選択するセルが1つあります。 HP sx2000チップセットを搭載したサーバーでは、各セルにコアI/Oが提供されるので、すべてのセルは使用可能なコアセルです。 他のnPartitionサーバーでは、セルがコアI/Oを含むI/Oシャーシに接続されたときだけ使用可能なコアセルとなります。
コアセルになることが可能なセルがnPartitionに複数存在する場合、このフィールドを使用して、候補セルを試行する順番を指定できます。 コアセル候補は指定しなくても構いません。 候補を指定しない場合(つまり、それぞれの候補セルについてこのフィールドを「なし」に設定した場合)、コアセルは自動的に選択されます。
候補は4つまで指定できます(第1、第2、第3、および第4)。 4つの候補すべてを指定する必要はありませんが、間を空けて候補を選択してはいけません。 たとえば、候補として第1のみ、または第1および第2のみを選択することはできますが、第2および第4のみを選択することはできません。
nPartitionがブートされたとき、システムファームウェアは第1の候補をコアセルとして選択することを試行します。 選択されたセルがコアセルとして不適格な場合(たとえば、[次回ブート時に使用]フラグが「いいえ」に設定されているか、ハードウェアエラーが発生した場合)、第2候補が試行されます。 指定された候補すべてを試行してもコアセルを選択できなかった場合、システムファームウェアはnPartition内の他のセルについて試行します。 コアセル候補の値を持たないセルでも、コアセルに選択されうることに注意してください。
デフォルト:
nPartitionを新たに作成すると、セルスロット番号の順に従い、コアセルになりうる最初の4つのセルについてコアセル候補の値が第1から第4まで割り当てられます。 既存のnPartitionを修正して追加した新しいセルについて、このフィールドはデフォルトの「なし」になります。