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セルビュー

目次
索引
支援情報
概要
パーティション機能
起動と停止
コンプレックススコープ
ハードウェアビュー
nPartitionビュー
電源と冷却ビュー
セルビュー
I/Oビュー
一般ビュー
パーティションスコープ
セルスコープ
I/Oシャーシスコープ
アクション
ステータスインジケータ
メッセージ
リリースノート
Partition Managerについて
用語集
ヘルプの使い方
 このビューについて
 概要テーブル
 パーティションキー
 セル詳細
 I/Oシャーシ
 オブジェクトの選択
 アクション

このビューについて

コンプレックス セル ビューでは、コンプレックスにあるすべてのセルの詳細が表示されます。 ビューの上部にある概要情報には、セル、CPU、およびメモリーの全体的なステータスが示されます。 このビューを使用して、セルハードウェアの問題を見つけ、コンプレックスにあるさまざまな種類のセルを調べ、特定のセルとそれに接続しているI/Oシャーシについて詳しく調べます。

概要テーブル

このビューの上部には、コンプレックスにあるセル、およびそれらのセルにあるCPUとメモリー(DIMM内)について、概要が表示されます。 概要テーブルには、特定の状態にあるコンポーネントの合計数が表示されます。 特定のコンポーネントがどの状態にあるかを調べるには、概要テーブルの下にあるセル詳細セクションを使用してください。 概要テーブルは、アイコンと各状態を関連付けています。 これらのアイコンはセル詳細セクションで、各セル、CPU、DIMMのステータスを示すのに使用されます。

概要セクションには、以下の3つの表が表示されます。

表 1  セル

[アクティブ/OKステータスアイコン]アクティブ

アクティブセルの総数。

[非アクティブステータスアイコン]非アクティブ

非アクティブセルの総数。

[電源オンステータスアイコン]電源投入中

電源オンの状態に移行中のセルの総数。

[電源オフステータスアイコン]電源オフ

電源がオフになっているセルの総数。

 存在する

コンプレックス内に物理的に存在するセルの総数。

 存在しない

コンプレックス内の空のセルスロットの総数。

 

表 2  CPU

[アクティブ/OKステータスアイコン]OK

コンプレックス内のすべてのセルにわたって、構成済みで使用できるCPUの総数です。

[構成解除ステータスアイコン]構成解除済み

取り付けられているものの構成が解除されているために使用できないCPUの総数。

 最大

コンプレックス内のすべてのセルにわたって、取り付け可能なCPUの総数。

 

表 3  メモリー

 DIMM量(GB)
[アクティブ/OKステータスアイコン]OK

構成済みで使用できる、コンプレックス内のすべてのセルにわたるDIMMの総数。

構成済みのDIMMのメモリー合計量(GB)。

[構成解除ステータスアイコン]構成解除済み

取り付けられているものの構成が解除されているために使用できない、コンプレックス内のすべてのセルにわたるDIMMの総数。

構成が解除されているDIMMのメモリー合計量(GB)。

[失敗ステータスアイコン]エラー

取り付けられているものの電源投入時の自己診断がエラーとなったために使用できない、コンプレックス内のすべてのセルにわたるDIMMの総数。

エラーのあるDIMMのメモリー合計量(GB)。

 最大

取り付け可能な、コンプレックス内のすべてのセルにわたるDIMMの総数。

(コンプレックスに取り付け可能なメモリーの合計量は、現在使用可能なDIMMのサイズによって決まります)。

 

パーティションキー

パーティションキーは、概要テーブルのすぐ下に表示されます。 パーティションキーは、コンプレックス内の各nPartitionの名前をリストします。 各nPartitionは独自の色コードとパーティション番号を持ち、(1)のような小さな円形のアイコン内に示されます。 色コードとパーティション番号のアイコンは、各nPartitionと表示されたリソースの関連づけに使用されます。 どのnPartitionにも割り当てられていないセルとI/Oシャーシがコンプレックスにある場合、パーティションキーには[使用可]という名前のエントリーも含まれ、(A)のアイコンが白い背景で表示されます。

nPartitionの名前をクリックすると、nPartitionの詳細が表示されます。 この操作により、そのnPartitionについてのパーティションスコープのハードウェアビューに移動します。

[使用可]エントリーをクリックすると、使用可能なリソースの詳細が表示されます。 この操作により、その使用可能なリソースについてのパーティションスコープのハードウェアビューに移動します。

特定のnPartitionについてアクションを実行するには、パーティションの名前の前にある選択ボックスをクリックしてnPartitionを選択します。 その後、選択されたnPartitionで動作するアクションメニューからアクションを選択できます。

セル詳細

詳細セクションでは、コンプレックスにある各セルのイメージが表示されます。 セルイメージは、セルとそのセル内のCPUおよびDIMMを論理的に表現したものです。 セルイメージはパーティションキーに従って色分け表示されます。

セルの特定は、キャビネット番号およびキャビネット内のセルスロット番号で行います(例:「cab0, cell2」)。 セルの識別子をクリックすると、セルについての詳細を表示できます。 この操作により、そのセルについてのセルスコープの一般ビューに移動します。

セル内の各CPUのステータスが、セルイメージの一番上に表示されます。 セル内のCPUには、0から順に番号が振られます。デュアルコアCPUは、CPUボックス内に2つのCPU番号を持ち、番号はカンマで区切られます。 デュアルコアCPUでは、2つのCPUのステータスは常に同じになります。 たとえば、1つのCPUが構成解除された場合、別のCPUも構成解除されます。

セルの各DIMMのステータスが、CPUイメージの下の表に表示されます。 セルボードのDIMMスロットは、数字と文字の組み合わせ(0A4Dなど)で識別されます。 このDIMMスロットIDは、セルボードにプリントされています。

DIMMスロットIDの意味は、サーバーモデルとセルボードタイプによって異なります。 一部のセルボードでは、DIMMは層(echelon)にグループ化され、1つの層は2つ以上のDIMMで構成されます。 層内のいずれかのDIMMに障害が発生すると、その層全体が構成解除されます。 同一の層内にあるDIMMは同じ初期番号を持ちます。

各DIMMスロットIDの右側に、DIMMのメモリーサイズ(GB単位)が表示されます。 たとえば、0.5の値は、DIMMのサイズが1GBの半分のメモリーであることを示します。 DIMMスロットにDIMMが設置されていない場合には、値はで示されます。

I/Oシャーシ

I/Oシャーシに接続されているすべてのセルについて、その接続とI/Oシャーシも表示されます。 セルイメージと同様に、I/Oシャーシイメージはパーティションキーに従って色分け表示されます。

I/Oシャーシはキャビネット番号、I/Oベイ、およびI/Oシャーシスロットで特定されます(例:「cab0, bay0, chassis1」)。 シャーシのアイコンをクリックすると、I/Oシャーシについての詳細が表示できます。 この操作により、そのI/OシャーシについてのI/Oシャーシスコープの一般ビューに移動します。

Partition Managerでは、電源がオンになっているセルに接続しているI/Oシャーシについてのみ、詳細が表示されます。

オブジェクトの選択

1つ以上のオブジェクトを最初に選択しないかぎり、無効になっているアクションもあります。 無効なアクションはアクションメニューでグレー表示されており、クリックできません。

表示されているオブジェクトを選択するには、オブジェクトについているチェックボックスをクリックします。 オブジェクトが選択されると、チェックボックス内にチェックマークが表示されます。 チェックマークをクリアして選択解除するには、チェックボックスを再度クリックします。 表示されている複数のオブジェクトを選択できますが、複数のオブジェクトが選択されると無効になるアクションもあります。

オブジェクトは現在のスコープで暗黙的に選択することもできます。 nPartitionのスコープでは、表示されているnPartitionは暗黙的に選択されています。 セルスコープまたはI/Oシャーシスコープの中では、表示されているセルおよび接続しているI/Oシャーシは暗黙的に選択されており、結果としてそのセルおよびI/Oシャーシを含むnPartitionも選択されます。 暗黙的に選択されたオブジェクトにはチェックマークはつかず、選択された項目テーブルのカウント数にも入りませんが、これらのオブジェクトでは、オブジェクトの選択が必要なアクションは有効になっています。

アクションメニューの下のテーブルには、現在選択されているすべての項目が要約されています。 オブジェクトを選択または選択解除すると、このテーブルは自動更新されます。 選択されたオブジェクトが現在非表示だったり、ページを下にスクロールしないと見えないこともあります。 すべての選択を取り消すときは、テーブルの下にある[すべてを選択解除]ボタンをクリックします。

選択されている項目がある場合、選択された項目テーブルのタイトルがアクティブなリンクになります。 このリンクをクリックすると、選択されたそれぞれの項目をリストするページが表示されます。 リストの項目をクリックすると、選択された項目について追加の詳細情報が表示されます。

表 4  選択された項目テーブル

nPartition

選択されたnPartitionの数。

セル

選択されたセルの数。

I/Oシャーシ

選択されたI/Oシャーシの数。

I/Oスロット

選択されたI/Oカードスロットの数。

[すべてを選択解除]

選択を取り消し、それぞれのオブジェクトのチェックボックスからチェックマークを削除し、すべての選択されたオブジェクト値をゼロにリセットします。

 

アクション

それぞれのビューの右側には、Partition Managerで実行できるアクションのメニューがあります。 これらのアクションは6つのサブメニューに分類されています。 サブメニューを展開するには、サブメニュー名の左側にある [+]アイコンをクリックします。 サブメニューの下にあるアクションが表示され、アイコンは [-]に変わります。 サブメニューを閉じるには、アイコンをクリックします。 サブメニューの下にあるアクションが非表示となり、アイコンは [+]に戻ります。

Partition Managerが開始すると、各サブメニューは閉じられます。 ビューを変更すると、展開していたサブメニューは展開されたままとなり、閉じられていたサブメニューもそのままとなります。

各ビューで、メニューのすべてのアクションが表示されるわけではありません。 特定の条件下では実行することができないため、メニューに表示されないアクションがあります。 無効になっているアクションはメニューでグレー表示され、クリックできません。 システムの現在の状態と現在選択されているオブジェクトによって、アクションが有効または無効になります。

マウスのカーソルをクリックせずにアクションの名前に合わせると、ツールのヒントのポップアップが表示されます。 現在有効になっているアクションの場合、アクションの実行内容を説明するテキストが表示されます。 現在無効になっているアクションの場合、アクションが無効な理由を説明するテキストが表示されます。

次の表は、このビューで有効になっているアクションを示します。 このビューで有効にできないアクションは含まれていません。 各サブメニューおよびアクションの右側には簡単な説明と、アクションを有効にするための要件が表示されます。 必要な条件が満たされない場合、メニュー内のアクションはグレー表示になり選択できません。 アクションの名前をクリックすると、アクションの詳細なヘルプに移動します。

表 5  アクションメニュー

[-][コンプレックス]

アクションはコンプレックス全体に関係します。 このアクションはすべてのビューで有効になっています。

 
 [コンプレックス名の設定]
コンプレックスの名前を変更します。
 
 [コンプレックス稼動状態の解析] 

コンプレックスの健全性を全体的に分析する問題探知機能を実行します。

 
 [すべてのLEDをクリア]

すべてのアテンションインジケータをオフにします。

 
 [コンプレックス詳細の表示]

コンプレックス全体の詳細な構成およびステータスを示すテキストレポートを表示します。

[-][nPartition]

1つ以上の既存のnPartitionに関係するアクションです。 [nPartitionの作成]はすべてのビューで有効になっています。 nPartitionが選択されている場合や、現在のスコープで暗黙的に選択されている場合、他のnPartitionのアクションが有効になります。 セルスコープやI/Oシャーシスコープの中では、当該セルまたはI/Oシャーシを含むnPartitionは、暗黙的に選択されているとみなされます。

 
 [nPartitionの作成]

[nPartitionの作成] ウィザードを開始して、nPartitionを新規作成します。必須:コンプレックスに空きセルが必要です。 空いていないセルを選択しないでください。オプション:空きセルが選択された場合、ウィザードの[セルの選択]ステップでこのセルが事前に選択されます。

 
 [セルの割り当て]

既存のnPartitionにセルを割り当てます。必須:1つ以上の空きセルを選択する必要があります。 nPartitionに割り当てられたセルは選択できません。オプション:単一のnPartitionも選択できます。

 
 [nPartitionの削除]

既存のnPartitionを削除し、リソースを解放します。必須:現在のスコープで、単一のnPartitionが選択または暗黙的に選択されている必要があります。

 
 [nPartitionの変更]

既存のnPartitionを変更します。必須:現在のスコープで、単一のnPartitionが選択または暗黙的に選択されている必要があります。

 
 [セルの割り当て解除]

セルを既存のnPartitionから割り当て解除し、セルを空きセルにします。必須:単一のnPartitionに属する1つ以上のセルが選択されている必要があります。 空きセル以外は選択できません。

[-][セル]

1つ以上の特定のセルに関係するアクションです。 これらのアクションはセルスコープのビュー内で、または1つ以上のセルを選択したときに有効になります。

 
 [セルの割り当て]

既存のnPartitionにセルを割り当てます。必須:1つ以上の空きセルを選択する必要があります。 nPartitionに割り当てられたセルは選択できません。オプション:単一のnPartitionも選択できます。

 
 [セルの電源をオンにする]

セルスロットの電源をオンにします。必須:電源がオフになっているセルまたはセルスロットを選択する必要があります。

 
 [セルの電源をオフにする]

セルスロットの電源をオフにします。必須:電源がオンになっている非アクティブなセルまたはセルスロットを選択する必要があります。

 
 [セルLEDをオンにする]

セルのアテンションインジケータをオンにします。必須:セルスロットを選択する必要があります。

 
 [セルLEDをオフにする]

セルのアテンションインジケータをオフにします。必須:セルスロットを選択する必要があります。

 
 [セルの割り当て解除]

セルを既存のnPartitionから割り当て解除し、セルを空きセルにします。必須:単一のnPartitionに属する1つ以上のセルが選択されている必要があります。 空きセル以外は選択できません。

[-][I/O]

I/OシャーシまたはI/Oカードスロットに関係するアクションです。

 
 [シャーシの電源をオンにする]

I/Oシャーシの電源をオンにします。必須:電源がオフになっているI/Oシャーシを選択する必要があります。

 
 [シャーシの電源をオフにする]

I/Oシャーシの電源をオフにします。必須:電源がオンになっている使用されていないI/Oシャーシを選択する必要があります。

 
 [シャーシLEDをオンにする]

I/Oシャーシのアテンションインジケータの電源をオンにします。必須:I/Oシャーシを選択する必要があります。

 
 [シャーシLEDをオフにする]

I/Oシャーシのアテンションインジケータの電源をオフにします。必須:I/Oシャーシを選択する必要があります。

[-][ツール]

Partition Managerにあるユーティリティのアクションです。 このアクションは常に有効です。

 
 [データの更新]

新規コンプレックスをスキャンし、表示内容を更新します。

 
 [ログファイルの表示]

Partition Managerを実行中のシステムについて、システム管理ログファイルを表示します。

 
 [コンプレックスの切り替え]

他のコンプレックスと接続するためにユーザー認証の画面に戻ります。

[-][ヘルプ]

このアクションは別のブラウザウィンドウでオンラインヘルプを表示します。 ヘルプのブラウザウィンドウがすでに開いている場合は、そのウィンドウが再利用されて、選択されたヘルプページが表示されます。 このアクションにより、最初のヘルプページが選択されて表示されます。 そこから、その他のヘルプページを参照できます。 このアクションは常に有効です。

 
 [現在のビュー]

現在のコンテキストに固有のヘルプを表示します。 現在のビューに関連したヘルプページが表示されます。

 
 [概要]

概要のヘルプトピックが表示されます。 このトピックでは、Partition Managerの概要、およびアプリケーションとオンラインヘルプで使用する概念と用語について説明します。

 
 [バージョン情報]

Partition Managerについてのヘルプトピックが表示されます。 このページでは、製品バージョンやリリース履歴、著作権および商標情報、およびその他の法的表示事項を表示します。