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Partition Manager ヘルプ

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概要の表示

目次
索引
支援情報
概要
パーティション機能
起動と停止
コンプレックススコープ
パーティションスコープ
セルスコープ
I/Oシャーシスコープ
アクション
コンプレックス名の設定
コンプレックス稼動状態の解析
すべてのLEDをクリア
コンプレックス詳細の表示
nPartitionの作成
nPartition名の設定
セルの選択
セル属性の設定
メモリーの構成
ブートオプションの設定
概要の表示
完了
セルの割り当て
nPartitionの削除
nPartitionの変更
セルの割り当て解除
セル電源のオン/オフ
セルLEDをオンにする/オフにする
シャーシの電源をオンにする/オフにする
シャーシLEDをオンにする/オフにする
I/Oスロットに関するアクション
ログファイルの表示
ステータスインジケータ
メッセージ
リリースノート
Partition Managerについて
用語集
ヘルプの使い方
 一般タブ
 セルタブ
 CPUおよびメモリータブ
 I/Oシャーシタブ
 [HAチェック]タブ
 この手順の完了

これはnPartitionの作成ウィザードの手順6です。 この手順では、nPartitionのすべての属性の概要を表示することで、これらが正しく定義されたか確認できます。

概要ページのすべてのフィールド値は直接変更できません。 nPartitionを作成する前に構成を変更するときは、[< 戻る]ボタンをクリックし、ウィザードの前の手順で項目を変更します。 nPartitionの作成後に構成を修正するときは、[nPartition][変更]アクションを選択して修正できます。

 nPartitionの変更アクションのヘルプ

nPartitionの作成ウィザード全体の概要については、上位のヘルプトピックnPartitionの作成を参照してください。 nPartitionの構成の要件および推奨事項については、構成ガイドを参照してください。

一般タブ

このタブはnPartitionの構成に関するハイレベルな概要を表示します。 次のフィールドが表示されます。

表 1  一般タブで表示されるフィールド

コンプレックス名

nPartitionが作成されたコンプレックスの名前。

nPartition名

このウィザード開始時に割り当てたパーティションの名前

参照:  nPartition名の設定

セル

nPartitionに割り当てられたセルの総数。

参照:  セルの選択

I/Oシャーシ

nPartitionに割り当てられたセルに接続するI/Oシャーシの総数。

参照:  セルの選択

CPUアーキテクチャ

CPUのプロセッサファミリーを識別します。 PA-RISC搭載システムの場合、このフィールドは「PA-RISC」と表示されます。 Itanium®ベース システムでは、このフィールドは「Itanium(R)ベース」と表示されます。

セルの互換性

セルのハードウェアクラスを識別する文字列です。 同じ互換コードを持つセルは、同じnPartitionに割り当てることができます。 互換コードが異なるセルは、同じnPartitionに割り当てられません。 空のセルスロットは、すべてのセルまたは他のセルスロットと互換性があるとみなされます。

ファームウェアのリビジョン

セルボード上のシステムファームウェアに関連するリビジョンレベルです。

システムFW UIにブート

パーティションの作成直後にパーティションをブートするか、または後から手動でブートするかを指定します。 次のいずれかの値で表示されます。

はい nPartitionが作成された後、nPartitionはシステムファームウェアのユーザーインタフェースまで自動ブートされます。

手動nPartitionは後から手動でブートされます。

参照:  ブートオプションの設定

 

高可用性の警告

このページが表示されると、Partition Managerは一連の高可用性チェックを実行します。 これらのチェックのいずれかで警告が生成されると、ページ下部に注が表示されます。 警告についての詳細を表示するには、HAチェックタブを選択します。

セルタブ

このタブはnPartitionに割り当てられたセルの属性を表示します。 次のフィールドが表示されます。

表 2  セルタブで表示されるフィールド

ハードウェアの場所

セルの物理的な場所(キャビネットとセルスロット)。 このフィールドの値をクリックすれば、セルの詳細を調べることができます。 ブラウザの新しいウィンドウにセルプロパティのビューが表示されます。 これにはセルスコープのビューと同じ情報が表示されます。 このブラウザの新しいウィンドウでは[一般]タブ、[CPUとメモリー]タブ、および[I/O]タブを相互に切り替えられますが、セルスコープの外には移動できません。 セルプロパティの確認が終了したら、ブラウザの新しいウィンドウを閉じます。

接続先

このセルが接続しているI/Oシャーシ(存在する場合)。 このフィールドの値をクリックすれば、I/Oシャーシの詳細を調べることができます。 ブラウザの新しいウィンドウにI/Oシャーシプロパティのビューが表示されます。 これにはI/Oシャーシスコープのビューと同じ情報が表示されます。 このブラウザの新しいウィンドウでは[一般]タブと[I/O]タブを相互に切り替えられますが、I/Oシャーシスコープの外には移動できません。 I/Oシャーシプロパティの確認が終了したら、ブラウザの新しいウィンドウを閉じます。

コアセル可

セルがコアセルに必要な属性を備えているかを示します(「はい」または「いいえ」)。 この値が「いいえ」の場合、このセルにはコアセル候補の値を指定できません。

セルタイプ

常にベースに設定されています。 他のセルタイプは将来のリリースで導入される可能性があります。

次回ブート時に使用

このフィールドを「いいえ」に設定すると、nPartitionが次回ブートされたとき、このセルはアクティブ化されません。

エラー時の使用法

ハードウェア障害後のセルの使用方法を指定します。 常にベースに設定されています。 エラー時の使用法についての他の種類は、将来のリリースで導入される可能性があります。

コアセル候補

セルをコアセルとして試行する際の優先順位を指定します。

nPartitionがブートされたとき、システムファームウェアは第1の候補をコアセルとして選択することを試行します。 選択されたセルがコアセルとして不適格な場合(たとえば、[次回ブート時に使用]フラグが「いいえ」に設定されているか、ハードウェアエラーが発生した場合)、第2候補が試行されます。 指定された候補すべてを試行してもコアセルを選択できなかった場合、システムファームウェアはnPartition内の他のセルについて試行します。 コアセル候補の値を持たないセルでも、コアセルに選択されうることに注意してください。

 

CPUおよびメモリータブ

このタブは、nPartition内の各セルのCPUおよびメモリーに関する情報を表示します。 この情報は3つのテーブルで示されます。 ページ上部の2つの概要テーブルは、nPartition全体の合計を示しています。

表 3  CPU概要テーブル

[アクティブ/OKステータスアイコン]OK

構成済みで使用できる、nPartition内のすべてのセルにわたるCPUの総数。

[構成解除ステータスアイコン]構成解除済み

取り付けられてはいるものの構成が解除されているために使用できない、nPartition内のすべてのセルにわたるCPUの総数。

 最大

このnPartitionのセルに取り付け可能なCPUの総数。

 

表 4  メモリー概要テーブル

  DIMM量(GB)
[アクティブ/OKステータスアイコン]OK

構成済みで使用できる、nPartition内のすべてのセルにわたるDIMMの総数。

構成済みのDIMMのメモリー合計量(GB)。

[構成解除ステータスアイコン]構成解除済み

取り付けられているものの構成が解除されているために使用できない、nPartition内のすべてのセルにわたるDIMMの総数。

構成が解除されているDIMMのメモリー合計量(GB)。

[失敗ステータスアイコン]エラー

取り付けられているものの電源投入時の自己診断がエラーとなったために使用できない、nPartition内のすべてのセルにわたるDIMMの総数。

エラーのあるDIMMのメモリー合計量(GB)。

 最大

このnPartitionのセルに取り付け可能なDIMMの総数。

(このnPartitionのセルに取り付け可能なメモリーの合計量は、現在使用可能なDIMMのサイズによります。)

 

ページ下部にあるセルに関するテーブルは、各セルごとの合計を示しています。

表 5  セルのCPUおよびメモリーテーブル

ハードウェアの場所

セルの物理的な場所(キャビネットとセルスロット)。 このフィールドの値をクリックすれば、セルの詳細を調べることができます。 ブラウザの新しいウィンドウにセルプロパティのビューが表示されます。 これにはセルスコープのビューと同じ情報が表示されます。 このブラウザの新しいウィンドウでは[一般]タブ、[CPUとメモリー]タブ、および[I/O]タブを相互に切り替えられますが、セルスコープの外には移動できません。 セルプロパティの確認が終了したら、ブラウザの新しいウィンドウを閉じます。

CPU
OK/構成解除/最大

指定したセルのCPU。 "/"で区切られた以下の3つの値として表示されます。

OK:  構成済みで使用できるCPUの数。

構成解除:  取り付けられているものの構成が解除されているCPUの数。

最大:  セルに取り付け可能なCPUの総数。

DIMM
OK/構成解除/最大

指定したセルのDIMM。 CPUの表示と同じ3つのカテゴリに分類されます。

メモリー(GB)
OK/構成解除

指定したセルのメモリー量(GB)。 "/"で区切られた以下の2つの値として表示されます。

OK:  構成済みで使用できるメモリーの量。

構成解除:  取り付けられているものの構成が解除されているメモリーの量。

CLM量(GB)

セル上で構成済みのセルローカルメモリーの量(GB)。 残りのメモリーは、インタリーブメモリーとして構成されます。 セルローカルメモリーはHP-UX 11i v2(B.11.23)、SuSE Linux Enterprise Server 9またはMicrosoft® Windows®を実行しているnPartitionでのみサポートされています。CLMをサポートしないオペレーティングシステムでnPartitionをブートすると、CLMとして割り当てられたメモリーは使用できません。

 

I/Oシャーシタブ

このタブは、nPartitionに割り当てられたセルに接続するI/Oシャーシに関する情報を表示します。

表 6  I/Oシャーシタブに表示されるフィールド

ハードウェアの場所

I/Oシャーシの物理的な場所(キャビネット、I/Oベイ、およびシャーシスロット)。 このフィールドの値をクリックすれば、I/Oシャーシの詳細を調べることができます。 ブラウザの新しいウィンドウにI/Oシャーシプロパティのビューが表示されます。 これにはI/Oシャーシスコープのビューと同じ情報が表示されます。 このブラウザの新しいウィンドウでは[一般]タブと[I/O]タブを相互に切り替えられますが、I/Oシャーシスコープの外には移動できません。 I/Oシャーシプロパティの確認が終了したら、ブラウザの新しいウィンドウを閉じます。

接続先

このI/Oシャーシが接続されているセル。 このフィールドの値をクリックすれば、セルの詳細を調べることができます。 ブラウザの新しいウィンドウにセルプロパティのビューが表示されます。 これにはセルスコープのビューと同じ情報が表示されます。 このブラウザの新しいウィンドウでは[一般]タブ、[CPUとメモリー]タブ、および[I/O]タブを相互に切り替えられますが、セルスコープの外には移動できません。 セルプロパティの確認が終了したら、ブラウザの新しいウィンドウを閉じます。

I/Oスロット
フル/空

このI/Oシャーシ内のPCIまたはPCI-X I/Oスロットの数。 "/"で区切られた以下の2つの値として表示されます。

フル:  I/Oカードが実装されたスロットの数。

空:  I/Oカードが実装されていないスロットの数。

コアI/Oを含む

このI/OシャーシにコアI/Oが存在するかどうか([はい]または[いいえ])。 HP sx2000チップセットを搭載したサーバーでは、各セルにコアI/Oが提供されるので、すべてのセルは使用可能なコアセルです。 他のnPartitionサーバーでは、セルがコアI/Oを含むI/Oシャーシに接続されたときだけ使用可能なコアセルとなります。

HP sx2000チップセットを搭載したサーバーでは、各セルにコアI/Oが提供されるので、すべてのセルは使用可能なコアセルです。

 

[HAチェック]タブ

このタブには、Partition Managerが実行した高可用性チェック(HAチェック)の結果が表示されます。 結果の要約がこのページの一番上に示され、個別のチェック結果がその後に表示されます。

高可用性チェックの目的は、nPartitionの一部(プロセッサ、DIMMなど)に障害が発生した場合に、実行を継続するのに十分なリソースがnPartitionにあるかどうかを確認することです。 状況によっては、高可用性が問題にならないこともあります(たとえば、nPartitionが非クリティカルアプリケーションで使用される場合や、試運用または一時的な用途に使用される場合など)。

高可用性を考慮する必要がない場合は、このページに表示されるすべての警告を無視し、現在の構成を使用してnPartitionを作成してください。 ただし高可用性が問題となる場合には、nPartitionを再構成してHA警告を解決する必要があります。 [< 戻る]ボタンを使用して、このウィザードの前の手順で行った選択を変更します。

高可用性チェックは、電源がオンになっているセルでのみ実行されます。

個々のHAチェックのリスト

  • 各セルのDIMM構成において、セルごとに2の倍数の層(echelon)を含めます。 これにより、1層しか設定しない場合と比べて、セルのメモリーの帯域幅が倍加し、パフォーマンスが向上します。 高可用性を実現する場合はこのことが必須になります。セルで1つの層が障害を起こした場合でも、少なくとも1つのメモリー層が機能し続けます。

  • nPartitionの少なくとも2つのセルがコアセルとして選択できるようにしておく必要があります。 このようにすれば、デフォルトのコアセルに障害が発生してもnPartitionをブートできます。

    一部のサーバー構成では、上記の推奨を満たすようなコアになりうるセルを用意できないこともあります。

  • すべてのセルにはCPUが少なくとも2つ必要です。 このようにすれば、いずれか1つのCPUに障害が発生しても、セルがアクティブなままとなります。

この手順の完了

ページの下部にあるボタンは、ウィザードの手順全体を進めるのに使います。

ブラウザにある「戻る」および「進む」ボタンの使用は避けてください(オンラインヘルプを除く)。 これらのボタンを使用すると、Partition Managerでは画面が変更されたことを識別できません。 その結果、現在のビューで選択されているオブジェクトを誤って表示するなどの問題が発生します。 ボタンを使用する代わりに、Partition Managerで用意されているリンクおよびナビゲーションボタンを使用してください。

お使いのブラウザの「戻る」または「進む」ボタンを使用する場合、Partition Managerのウィンドウの右上にある[更新]ボタンをクリックするか、アクションメニューから[ツール][データの更新]アクションを選択することで表示データを更新できます。

[< 戻る]

前の手順に戻ります。 ウィザードの開始まで[< 戻る]のクリックを続けるか、前のいずれかの手順から再開することができます。 前の手順に戻った場合、それ以降の手順は正しい順序でもう一度完了させる必要があります。

[次へ >]

この手順で入力された情報を受け付け、次の手順に進みます。 次の手順に進んだ後でここで入力した情報を変更する場合、[< 戻る]ボタンを使ってこの手順に戻ることができます。

[取消し]

この手順またはこれ以降の手順を完了せずにウィザードを終了します。 それまでに入力した情報はすべて破棄されます。

[ヘルプ]

ブラウザの新しいウィンドウを開いて、この手順についてのウィザードのヘルプを表示します。