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Partition Manager ヘルプ

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  アクション  |  nPartitionの変更  |  完了   

完了

目次
索引
支援情報
概要
パーティション機能
起動と停止
コンプレックススコープ
パーティションスコープ
セルスコープ
I/Oシャーシスコープ
アクション
コンプレックス名の設定
コンプレックス稼動状態の解析
すべてのLEDをクリア
コンプレックス詳細の表示
nPartitionの作成
セルの割り当て
nPartitionの削除
nPartitionの変更
完了
セルの割り当て解除
セル電源のオン/オフ
セルLEDをオンにする/オフにする
シャーシの電源をオンにする/オフにする
シャーシLEDをオンにする/オフにする
I/Oスロットに関するアクション
ログファイルの表示
ステータスインジケータ
メッセージ
リリースノート
Partition Managerについて
用語集
ヘルプの使い方
 [注記と警告]タブ
 [変更の概要]タブ
 [HAチェック]タブ

[nPartition][変更]アクションで構成の変更が終了したら、その変更を確定する前にこのページで新しい構成を確認できます。 以下のセクションで説明するように、3つのタブに情報が表示されます。 タブはどのような順番で参照してもかまいません。 また必ずしもすべてのタブを参照する必要はありません。 必要に応じて、同じタブを何度でも参照できます。

[nPartitionの変更]アクションを完了するには、このページの下部にある[完了]ボタンをクリックします。 これにより変更が適用され、nPartitionの構成が変更されます。

一部の変更は、nPartitionがリブートされるまで、または再構成のためのリブートが行われるまで反映されません。 詳細については、注記と警告のセクションを参照してください。

nPartitionにこれらの変更を行わない場合は、[取消し]ボタンをクリックします。 これにより、nPartitionの変更ページに戻ります。 ここでさらに変更を指定したり、アクション全体を取り消したりすることができます。

このダイアログボックスの各タブについて、以下のセクションで説明しています。

 [注記と警告]タブ
 [変更の概要]タブ
 [HAチェック]タブ

[注記と警告]タブ

このタブには、新しい構成に関する重要な情報が表示されます。これには、次に行うべき必須手順や推奨手順、および認識しておく必要のある潜在的な問題についての警告が含まれます。 変更を確定する前に、このタブの情報をよく確認してください。 このタブは以下のセクションに分かれており、各セクションは新しい構成に該当する場合のみ表示されます。

次に必要な手順

このセクションは、nPartitionからアクティブセルを削除しようとしている場合にのみ表示されます。 再構成のためのシャットダウンの実行手順が示されます。 指定した変更は、nPartitionのリブート時に有効になります。

再構成のためのシャットダウン後、nPartitionを自動的にリブートするかどうかを指定できます。 オプション[nPartitionが修正されたらシステムファームウェアのユーザーインタフェースまでブートする]を選択すると、nPartitionはシステムファームウェアの提供するユーザーインタフェースまで自動的にブートされます。 PA-RISCシステムでは、ブートコンソール ハンドラーがブートデバイスを指定するためのインタフェースを提供します。 Itanium®ベース システムでは、EFIブートマネージャがブートデバイスを指定するためのインタフェースを提供します。

[注記と警告]

Partition Managerにより高可用性の問題が検出された場合、その詳細については[HAチェック]タブで参照します。

nPartitionに追加する空きセルを選択している場合、再構成のためのリブートを行うまでこれらの変更が有効にならないことが示されます。 再構成のためのリブートを行うのに都合のよいタイミングまで、これらのセルを除くnPartitionを引き続き使用できます。

インタリーブメモリーセルローカルメモリー(CLM)の構成に変更を加えている場合、これらの変更がnPartitionがリブートされるまで有効にならないことが示されます。 これは再構成のためのリブートを要求するものではありません。 nPartitionのリブートに都合のよいタイミングまで、現在のメモリー構成でnPartitionを引き続き使用できます。

[変更の概要]タブ

このタブには、このnPartitionの構成に対して行った変更と、[完了]をクリックしたときにPartition ManagerがnPartitionの変更に使用するコマンドが表示されます。 このコマンドを表示する目的は、nPartitionを変更する上で正しいオプションが使用されているか確認し、またPartition Managerのオプションとコマンドオプションとの関係を理解するためです。 コマンドオプションについての詳細は、 parmodify(1M)マンページを参照してください。

[HAチェック]タブ

このタブには、Partition Managerが実行した高可用性チェック(HAチェック)の結果が表示されます。 結果の要約がこのページの一番上に示され、個別のチェック結果がその後に表示されます。

高可用性チェックの目的は、nPartitionの一部(プロセッサ、DIMMなど)に障害が発生した場合に、実行を継続するのに十分なリソースがnPartitionにあるかどうかを確認することです。 状況によっては、高可用性が問題にならないこともあります(たとえば、nPartitionが非クリティカルアプリケーションで使用される場合や、試運用または一時的な用途に使用される場合など)。

高可用性が問題にならない場合、このタブに表示された警告は無視して新しい構成を続行することができます。 ただし高可用性が問題となる場合には、nPartitionを再構成してHA警告を解決する必要があります。 [取消し]ボタンで、nPartitionの変更ページに戻ってください。 ここでさらに変更を指定したり、アクション全体を取り消したりすることができます。

高可用性チェックは、電源がオンになっているセルでのみ実行されます。

個々のHAチェックのリスト

  • 各セルのDIMM構成において、セルごとに2の倍数の層(echelon)を含めます。 これにより、1層しか設定しない場合と比べて、セルのメモリーの帯域幅が倍加し、パフォーマンスが向上します。 高可用性を実現する場合はこのことが必須になります。セルで1つの層が障害を起こした場合でも、少なくとも1つのメモリー層が機能し続けます。

  • nPartitionの少なくとも2つのセルがコアセルとして選択できるようにしておく必要があります。 このようにすれば、デフォルトのコアセルに障害が発生してもnPartitionをブートできます。

    一部のサーバー構成では、上記の推奨を満たすようなコアになりうるセルを用意できないこともあります。

  • すべてのセルにはCPUが少なくとも2つ必要です。 このようにすれば、いずれか1つのCPUに障害が発生しても、セルがアクティブなままとなります。