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Partition Manager ヘルプ

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目次
索引
支援情報
概要
パーティション機能
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パーティションスコープ
セルスコープ
I/Oシャーシスコープ
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 I/O

このヘルプトピックでは、エラー、警告、またはその他の例外が検出されたときにPartition Managerが表示するメッセージの一部について説明します。 その他のメッセージについてのヘルプは、各メッセージを生成するアクションのヘルプトピックに含まれています。

メッセージが表示されたとき、メッセージに関するヘルプがある場合は[ヘルプ]ボタンも表示されます。 このボタンをクリックすると、そのヘルプテキストを直接参照できます。

セキュリティ

次のメッセージはセキュリティおよび権限の問題に関するものです。


 
権限の不足

権限の不足: このタスクを実行するには、管理者(root)の権限が必要です。

原因: コンプレックスに関する変更

使用中のユーザーIDに関連するパーミッションにより、要求された処理の実行は許可されていません。

前のビューに戻るには、[OK]をクリックします。 前のビューが存在しない場合、コンプレックススコープのハードウェアビューに移動します。ここで、ビューの右上にある[ログオフ]リンクをクリックします。 Administrator (root)権限を持つユーザーでログインしてこのアクションを再試行します。


 
nPartition構成権限

コンプレックスのnPartition構成権限が"制限付き"に設定されているため、このタスクは許可されません。

(タスク固有の詳細)

nPartition構成権限が"制限付き"に設定されている場合に存在する制限事項の情報についてはヘルプを参照してください。

原因: コンプレックスに関する変更

nPartition構成権限が「制限付き」に設定されている場合、Partition Managerがコンプレックスのサービスプロセッサに直接接続されていない限り、要求されたアクションの実行は許可されません。

nPartition構成権限についての詳細や、Partition Managerで実行可能なアクションへ及ぼす影響、また「unrestricted」(制限無し)にリセットする方法については、nPartition構成権限についてを参照してください。

この権限を制限付きのままにしておきたい場合、コンプレックスのサービスプロセッサに接続して、このメッセージを生成したアクションを再試行できます。 前のビューに戻るには、[OK]をクリックします。 前のビューが存在しない場合、コンプレックススコープのハードウェアビューに移動します。ここで、 [ツール][コンプレックスの切り替え]アクションを使用するとユーザー認証のダイアログに戻ります。 [リモートのパーティション対応コンプレックス]オプションを選択します。 リモートコンプレックス上のサービスプロセッサに対するホスト名またはIPアドレスと、サービスプロセッサのIPMIパスワードを入力する必要があります。


 
parmgrエラー(接続の拒否)

CIM Object Managerへの新しいクライアント接続を作成できません。 CIMCLIENT_ERR_CONNECTION_FAILED(接続の拒否)

原因: リモートnPartitionへの接続

リモートnPartition上のWBEMサービスプロバイダがhttps接続要求に応答しません。 HP-UXで、CIMサーバーはHP WBEM ServicesのためのCommon Information Modelを実装しています。 Microsoft® Windows®では、これらのサービスがWMI(Windows Management Instrumentation)によって提供されています。 WBEMサービスプロバイダの構成についての詳細は、WBEMサービスのヘルプトピックを参照してください。


 
Parmgrエラー(信頼された証明書が見つからない)

インスタンス取得中のエラー: ... 信頼された証明書が見つからない

原因: リモートnPartitionへの接続

クライアントシステムの信頼されたストレージ証明書は、リモートnPartitionからのサーバー証明書を含んでいません。 SSL証明書のエクスポートおよびインポートについては、SSL証明書の管理のヘルプトピックを参照してください。

同期

次に示すのは、ロックの競合およびプロファイルの保留などの同期に関する問題についてのメッセージです。


 
ロックの競合

(このメッセージのテキストは、どの情報がロックされていてPartition Managerで使用できないかによって異なります。)

原因: Partition Managerの開始、メニューからのアクションの開始、データの更新

コンプレックスおよびnPartition情報へのアクセスを同期させるために、読み書きロックが行われます。 ロックの競合は一時的な状態であるのが通常で、自動的に解決されます。 ロックが異常に長時間となる場合(たとえば、ロックを行ったプロセスが異常終了した場合)、ロックを強制的に解除することができます。 25分以上継続した古いロックは自動的に停止されます。

このメッセージは、Partition Managerが取得できなかったそれぞれのロックを特定します。 [取消し]をクリックすると、Partition Managerはロックを無視して必要な情報を持たずに継続します。 Partition Managerが最新情報を表示できず、一部のアクションを正しく実行できなくなることがあるので、この方法はお勧めできません

ロックの競合を修正するには、ロックが解除されるまで待機するか、他のプロセスが使用中のロックを停止します。 ロックされている各オブジェクトについて、ラジオボタンを使用して[強制解除]または[待機]のいずれかを選択します。

[強制解除]

他のプロセスが使用中のロックが停止され、現在のアクションに必要なロックをPartition Managerが取得できるようになります。 他のプロセスがまだ終了していない場合、そのプロセスが行う処理を正しく完了するために必要なロックを維持できなくなるため、プロセスは失敗します。

使用中の可能性があるロックを停止する前に、他のシステム管理者がこのコンプレックスを現在使用しているか確認し、アクションを調整してください。

[待機]

Partition Managerはロックが解除されるまで待機してから継続します。 これがデフォルトの選択となります。 次のパラグラフで、ロックが解除されるまで待機している間に起こる現象を説明します。

選択を確定するには[OK]をクリックします。 ロックされているオブジェクトについて[待機]を選択すると、[ロックされたオブジェクトが解除されるのを待機しています]画面が表示され、ロックが解除されたか定期的にチェックすると同時に、待機に要した時間が表示されます。 ロックが解除されると、この画面はロックが解除されたことを通知する画面に切り替わります。 [閉じる]をクリックして、ロックの競合を検出する処理に進みます。

ロックが解除されるまで待機している間、[取消し]をクリックして待機を中止できます。 すると[ロックの競合]メッセージに戻り、残りのロックについて停止または待機のいずれかを再び選択できます。


 
保留プロファイルについての警告

安定システム構成データ(SCCD)への変更が保留になっています。 変更が要求された通常の時間内に完了していません。もしくは、パーティションをシャットダウンまたはリブートする必要がある(このシャットダウンまたはリブートが終了していない)可能性があります。 また、保留になっているSCCDは、システムに問題があることを示している場合もあります。 この変更が完了するまでまたは問題が解決するまで、SCCDに影響する他の変更を行わないでください。 またPartition Managerで表示されているデータは、保留になっている変更を反映しません。

次のメッセージが含まれることがあります。

保留にされているSCCDを現在のSCCDで置き換えるには以下のセルを非アクティブにする必要があります:

[セルのリスト]

次のメッセージが含まれることがあります。

再構成の結果として、以下のnPartitionをリブートする必要があります:

[nPartitionのリスト]

以下を行うことができます。

  • [プロファイルの取消し]をクリックして現在の再構成を停止します(保留になっているSCCDへの変更は失われ、コンプレックスが矛盾した状態になる可能性があります)。

  • [待機]をクリックして、再構成の終了を待機します。

  • [続行]をクリックして待機せずに処理を続行します。 このオプションを選択した場合:

    • SCCDの再構成が終了していなかった場合、後続のコマンドが失敗する可能性があります。

    • その他のコンプレックスデータが矛盾する可能性があります。

原因: Partition Managerの開始、メニューからのアクションの開始、データの更新

このメッセージは、安定システム構成データ(SCCD)の更新が予定通りには完了していないことを示しています。 最も頻繁に起こりうる原因として、構成の変更により、1つ以上のnPartitionについて再構成のためのシャットダウンまたはリブートが必要になったことが考えられます。 SCCDへ加えた変更は、再構成のためのシャットダウンが行われるまで保留になります。

[続行]をクリックすると、Partition Managerは保留プロファイルを無視して続行します。 Partition Managerが最新情報を表示できず、一部のアクションを正しく実行できなくなることがあるので、この方法はお勧めできません

[プロファイルの取消し]をクリックすると、保留プロファイルは破棄されます。 プロファイルによるコンプレックス構成へのすべての変更が無視されます。 保留プロファイルを生成した処理は失敗します。

例 1  アクティブなnPartitionの削除

アクティブなnPartitionが削除されるとき、SCCDに加えた変更は、再構成のためのシャットダウンがnPartitionで実行されるまで保留になります。 これを実行するまでの間、Partition Managerは保留プロファイルについての警告を報告します。 この保留プロファイルが取り消されると、再構成のためのシャットダウンを行った後でもnPartitionは削除されません。 しかし、このnPartitionに対するパーティション構成データ(PCD)は削除されます。 nPartitionを削除しないようにするときは、nPartitionの変更アクションを使用して、削除されたnPartition情報を復旧する必要があります。

保留プロファイルを取り消す前に、他のシステム管理者がこのコンプレックスを現在使用しているか確認し、アクションを調整してください。

再構成が完了するまで待機するには[待機]をクリックします。 すると[安定システム構成データの再構成を待機しています。]画面が表示され、再構成が完了したか定期的にチェックすると同時に、待機に要した時間が表示されます。 再構成が完了すると、この画面は再構成が完了したことを通知する画面に切り替わります。 [閉じる]をクリックして、保留プロファイルを検出する処理に進みます。

再構成が完了するまで待機している間、[取消し]をクリックして待機を中止できます。 すると[保留プロファイルについての警告]メッセージに戻り、 保留プロファイルをキャンセルするか、完了するまで待機するかを再び選択できます。

I/O

次のメッセージはI/OスロットおよびI/Oカードに関連するものです。


 
I/Oデータ使用不能

要求されたI/Oアクションは、指定されたnPartitionでpdwebツールが実行中であることを必要とします。 HP-UX 11.23を実行中のnPartition上でsam(1M)またはpdweb(1M)を実行することによりpdwebを起動できます。 waconf(1M)を使用すると、pdwebを要求時に起動するよう構成することができます。

この操作は、指定したnPartitionでpdwebを起動または構成した後に行ってください。

[ウィンドウを閉じる]をクリックしてこのウィンドウを閉じます。

原因: I/Oスロットに関するアクションの実行

I/Oスロットアクションをアクションメニューから選択すると、Partition Managerはアクションを実行するために、HP-UX周辺機器ツール(pdweb)を起動します。 このツールが使用可能なのは、HP-UX 11i v2 (B.11.23)以降が稼動しているnPartitionのみです。 選択されたnPartitionでHP-UX周辺機器ツールが実行されておらず、要求に応じて起動するように構成されていない場合、Partition ManagerではI/OスロットまたはI/Oカードに関するすべてのアクションを実行できません。

HP-UX周辺機器ツール内では、nPartitionのすべてのデバイスを表示でき、I/OスロットおよびI/Oカードを構成できます。 HP-UX周辺機器ツールがこれらの機能を実行できるのは、アクティブなnPartition内のアクティブなI/OシャーシにあるI/Oカードスロットに限られます。 HP-UX周辺機器ツールのアクションメニューからオンラインヘルプが利用できます。 追加情報については、pdweb(1M)およびwaconf(1M)のマンページを参照してください。

以前のバージョンのHP-UXが稼動しているnPartitionでは、sam(1M)を使用してI/Oデバイスの情報を表示できます。 Microsoft® Windows®のオペレーティングシステムが稼動しているnPartitionでは、デバイス マネージャを使用してI/Oデバイスの情報を表示することができます。