このページでは、Partition Manager v2の各リリースで導入された変更について概要を簡単に説明しています。 情報は、新しいものから順に記載しています(最も新しい変更が一番上です)。
A.02.02.00 (HP Integrity VSE 管理ソフトウェア、 2005年リリース)
HP Systems Insight Manager (SIM) VSE 管理ツールと統合されました。
Partition Managerのユーザーインタフェースとオンラインヘルプは、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語の各言語で利用できます。
HP Systems Inisght Manager (SIM) 5.xが連動して動作するのは、次のリリース以降のPartition Managerのみです。
HP-UX 11i v2 (B.11.23) 2005年5月のリリース: Partition Manager バージョン B.11.23.02.00.04
HP-UX 11i v1 (B.11.11) 2005年9月のリリース: Partition Manager バージョン B.11.11.02.00.05
Partition ManagerをSIM 5.xと同時に使用するためには、Partition Managerのバージョンを上のいずれか以降にアップグレードする必要があります。
Partition Manager v2.1.0 (Microsoft® Windows® リリース)
Partition Managerの本リリースでは、HP Superdome(SD16B、SD32B、SD64Bモデル)、rx8640、rx7640などのHP sx2000チップセットを搭載したサーバーが新たにサポートされました。
B.23.02.01.02 (HP-UX 11i v2 2005年12月のアップデート)
Partition Managerの本リリースでは、HP Superdome(SD16B、SD32B、SD64Bモデル)、rx8640、rx7640などのHP sx2000チップセットを搭載したサーバーが新たにサポートされました。
Partition Managerが、System Management Homepage (SMH)のワークプレースとして、I/Oスロットやカードを管理するHP-UX周辺機器ツールのWebインタフェース(pdweb)との統合を機能強化しました。
HP Systems Insight Manager (SIM)とSMHでは、nPartitionツールへのリンクの名称変更が行われましたが、Partition Managerの同じ機能へのアクセスを提供しています。
HP SIMでは、Partition Managerの起動手順が [Configure]->[Partition Management] へと変更されました。
互換性
以下は、Partition Managerを使って2005年12月リリースのHP-UX周辺機器ツールにアクセスするときの、互換性に関する既知の問題です。
Partition Managerからpdwebにアクセスした際にSMHのバナーが表示されないため、pdwebからログアウトするにはブラウザウィンドウを閉じる必要があります。 ブラウザウィンドウにある"X"ボタンか、"Done"ボタン(利用できる場合)をクリックしてウィンドウを閉じます。
2005年12月リリースのHP-UX 11i v2が動作するnPartitionを管理し、2005年12月より前のリリースのPartition Managerを使う場合、pdwebへのアクセス制限があります。
2005年12月より前のPartition Managerは、SMHのポート2301ではなくポート1110/1188を使ってpdwebへのアクセスを試みます。その結果、Partition Managerは、pdwebを手動で起動するように指示するメッセージを表示します。
pdwebはポート2301/2381を使用しているので、2005年12月より前のPartition Managerはpdwebにアクセスできず、pdwebを手動で起動することもできません。
この問題を解決するには、2005年12月リリースのPartition Managerにアップグレードする必要があります。
2005年12月リリースのPartition Managerを使って、2005年5月リリースまたは2004年9月リリースのHP-UX 11i v2が動作し、pdwebは動作していないnPartitionを管理する場合、次の制限があります。
まず、Partition Managerはポート1110/1188を使ってpdwebへのアクセスを試み、アクセスできなかった場合にポート2301/2381を使います。ほとんどの場合、SMHはポート2301をリスンしているのでPartition Managerは要求をSMHに転送できるのですが、2005年5月リリースと2004年9月リリースのSMHはpdwebと統合されておらず、"page not found"のエラーを表示します。
この問題を解決するには、2005年12月リリースのHP-UX 11i v2にアップグレードする必要があります。
B.11.11.02.00.05 (HP-UX 11i v1 2005年9月のアップデート)
Partition Managerは、HP System Management Homepageのアプリケーションの一つとして動作するようになりました。 Partition Managerのインストールや操作に次のような影響があります。
インストールされるファイルのロケーションが変更されました。
ユーザーIDの認証が、HP Servicecontrol ManagerではなくHP System Management Homepageによって行われるようになりました。
Partition ManagerをHP System Management Homepageから起動できるようになりました。
HP System Management Homepageが実行されていない場合、parmgrコマンドが自動的にHP SMHを起動するようになりました。
parmgrコマンドの-sオプションが廃止されました。
Administrator (root)権限を持ったユーザーが-bオプションを指定してparmgrコマンドを実行すると、HP System Management Homepageでの認証ステップをバイパスすることができます。
このリリースではいくつかのバグも修正されました。また、HP Superdome SD16000サーバーのサポートが改善されました。
訂正
日本語版のparmgr(1M)マンページに次の誤りがあります。
-bを使ってHP System Management Homepageでの認証をバイパスすることができるのは、Administrator (root)権限を持ってログインしている場合だけです。
SSL証明書の管理手順が変更されました。 詳細は、SSL証明書の管理を参照してください。
B.11.23.02.00.04 (HP-UX 11i v2 2005年5月のアップデート)
Partition Managerは、HP System Management Homepageのアプリケーションの一つとして動作するようになりました。 Partition Managerのインストールや操作に次のような影響があります。
インストールされるファイルのロケーションが変更されました。
ユーザーIDの認証が、HP Servicecontrol ManagerではなくHP System Management Homepageによって行われるようになりました。
Partition ManagerをHP System Management Homepageから起動できるようになりました。
HP System Management Homepageが実行されていない場合、parmgrコマンドが自動的にHP SMHを起動するようになりました。
parmgrコマンドの-sオプションが廃止されました。
Administrator (root)権限を持ったユーザーが-bオプションを指定してparmgrコマンドを実行すると、HP System Management Homepageでの認証ステップをバイパスすることができます。
本リリースでは、いくつかのバグも修正されました。
訂正
日本語版のparmgr(1M)マンページに次の誤りがあります。
-bを使ってHP System Management Homepageでの認証をバイパスすることができるのは、Administrator (root)権限を持ってログインしている場合だけです。
SSL証明書の管理手順が変更されました。 詳細は、SSL証明書の管理を参照してください。
Partition Manager v2.0.4 (Microsoft® Windows® リリース)
Microsoft® Windows®(Windows Server 2003の64ビット版を含むWindows 2000 SP3以降)が起動するシステムで、Partition Manager v2を実行することができます。
HP-UXでリリースされたPartition Manager v2の機能に加えて、このリリースでは次のような品質向上が図られました。
Partition ManagerはHP System Management Homepageのアプリケーションとして動作します。
Microsoft® Windows®を実行するnPartitionの管理における、いくつかのマイナーな改善が図られました。
B.11.11.02.00.03 (HP-UX 11i v1 2004年12月のアップデート)
HP-UX 11iv1(B.11.11)のPartition Manager v1がPartition Manager v2に置き換えられます。
Partition Manager v2では、グラフィカルユーザーインタフェースやリモートコンプレックス上でのnPartition構成機能など、いくつかの重要な機能向上が図られました。 このリリースにより、HP-UX 11i v1(B.11.11)とHP-UX 11i v2 (B.11.23)で同じバージョンのPartition Managerを使えるようになりました。
B.11.23.02.00.03 (HP-UX 11i v2 2004年9月のアップデート)
Partition Manager v2以前のリリースは、Itanium®ベース システムでのみ実行可能でした。 このリリースは、PA-RISCとItanium®ベース システムの両方で実行できます。
Partition Managerは現在、WBEMのバージョン2.0を使用してnPartition Providerと対話します。 WBEM 2.0では、CIMサーバー上でのSSL証明書の格納場所が変更されています。 これに伴い、SSL証明書の管理手順も変更になっています。 詳細は、SSL証明書の管理を参照してください。
Partition ManagerがHP Servicecontrol Manager以外から起動された場合、HP Servicecontrol Manager内から起動された場合に表示されるバナーによく似た、識別バナーが表示されるようになりました。
上記に加えて、いくつかのマイナーな問題が修正され、製品全体の品質が向上しました。
リリースB.11.23.02.00.03での問題修正の概要
[nPartitionの作成]と[nPartitionの変更]アクションにおける高可用性チェックが改良されました。
特定の状況下で、Partition Managerの初期URLが正しく生成されず、起動時に"HTTP Status 404"エラーが発生する場合がありました。
特定の状況で、HP Systems Insight Managerがインストールされたシステムのコマンド行から起動した場合に、parmgrコマンドが以下のメッセージを表示して失敗していました。
エラー: サーバーを起動するコマンドは成功しましたが、ポート50000を使用できません。
空のセルが含まれるnPartitionでCLMを構成しようとすると、ヌルポインター例外が表示されました。
Partition Managerがブラウザの「戻る」ボタンの使用から復帰する方法が改良されました。
特定の状況で、[nPartitionの変更]アクションが内部エラーで失敗し、これによりPartition Managerがこのアクションの実行元であるビューに戻れなくなっていました。
I/Oシャーシがキャビネット内に、キャビネットでの物理的な順序と同じ順序で表示されるようになりました。
異なるnPartitionのセルが複数選択されていた場合でも、[セルの割り当て解除]アクションが使用可能な状態になっていました。
ツールのヒントのポップアップが改良され、オブジェクトのステータスとアクションが無効になっている理由について、より詳細な情報を表示するようになりました。
I/Oシャーシに接続されている、電源がオフになっているセルは、Partition ManagerがこのセルにコアI/Oがあるかどうかを判断できないにも関わらず、コアセル対応ではないものとして表示されていました。 このフィールドが、電源がオフになっているセルについては「?」を表示するようになりました。
電源がオフになっているI/Oシャーシで、[合計I/Oスロット]が「0」、[空のI/Oスロット]が「0」、[使用中のI/Oスロット]が「0」と表示されていました。 このフィールドが、電源がオフになっているI/Oシャーシについては「?」を表示するようになりました。
[コンプレックス詳細の表示]アクションにより、単位がギガバイトとして表示されているにも関わらず、割り当て済みのCLM量がメガバイト単位で表示されていました。 この値がギガバイト単位で表示されるように修正されました。
リモートのnPartitionで実行されているnPartition Providerに接続されている場合に、Partition Managerがホスト オペレーティングシステム情報を不正に表示していました。 管理対象のnPartitionではなく、Partition Managerを実行しているホストの情報が表示されていました。
B.11.23.02.00.02 (HP-UX 11i v2 2004年3月のアップデート)
いくつかのマイナーな問題が修正され、製品全体の品質が向上されました。 加えて、以下の機能変更が行われました。
起動時に、Partition Managerはコンプレックスについて発生する可能性のある構成上の問題をチェックします。 潜在的な問題が検出された場合、初期ビューに進む前に[コンプレックス稼動状態の解析]アクションが表示されます。
デフォルトで、Partition ManagerがCIMサーバーからのSSL証明書を検証するようになりました。 これには、B.11.23.02.00.01アップデートに含まれるセキュリティ修正が組み込まれています。 SSLセキュリティが重要でない環境では、証明書の検証を無効にすることができます。
詳細については、WBEMサービスとSSL証明書の管理を参照してください。
B.11.23.02.00.01 (Webからのダウンロードのみ)
このリリースは、HP Security BulletinのSSRT3636 (ドキュメントID: HPSBUX0311-296)で特定されるセキュリティの問題を修正するために提供されました。 前リリースでは、Partition ManagerがCIMサーバーから送信されたSSL証明書を検証しませんでした。 このリリースでは、デフォルトのPartition Managerの動作が、SSL証明書を検証するように変更されました。 SSLセキュリティが重要でない環境では、証明書の検証を無効にすることができます。
詳細については、WBEMサービスとSSL証明書の管理を参照してください。
Security BulletinはIT Resource Center (ITRC)で利用可能です。
B.11.23.01.00 (HP-UX 11i v2 初期リリース)
このリリースは、HP-UX 11i v2 (B.11.23)用Partition Manager v2の初期リリースです。 Itanium®ベース システム用の最初のPartition Managerリリースであり、新しいグラフィカル ユーザーインタフェースの追加、セルローカルメモリー(CLM)のサポート、リモートコンプレックスでのnPartitionの構成が提供されました。
Partition Manager v1.0
Partition Managerの以前のバージョンは、HP-UX 11i v1 (B.11.11)で実行されているPA-RISCシステムで使用可能です。 ソフトウェアデポからダウンロードできます。
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