- BCH
- 参照 ブートコンソール ハンドラー
- ccNUMA
「Cache Coherent Non-Uniform Memory Access」の頭文字で、HP社の一部のセルベースのサーバーシステムで使用されている対称マルチプロセッサアーキテクチャです。 ccNUMAシステムでは、メモリーをセルローカルメモリーとインタリーブメモリーに分割できます。
- CLI
コマンド行インタフェース。オペレーティングシステムのコマンドシェルから直接実行できる一連のコマンド。
- CLM
- 参照 セルローカルメモリー
- CPUの動的移行
仮想パーティションの稼動中に、アンバウンドCPUを仮想パーティションへ追加または削除する仮想パーティションに備わる機能。
- DIMM
Dual In-line Memory Moduleの略で、メモリーチップの標準形式。
- EFI
- 参照 Extensible Firmware Interface
- Extensible Firmware Interface
(EFI)
BIOSインタフェースをOSから抽象化し、ファームウェアとOSの開発を切り離すインタフェース仕様。
- FRU
- 参照 フィールド交換可能ユニット
- FRU ID
フィールド交換可能ユニット(FRU)の識別用データで、部品番号、シリアル番号、リビジョン、テスト履歴など。 FRU IDは通常、FRU上にあるEEPROMに保存されます。
- GNI
- 参照 セルローカルメモリー
- GUI
グラフィカル ユーザーインタフェース
- HA
- 参照 高可用性
- I/O依存コード
(IODC)
IODCは、プラットフォームの情報を取得するための、一様に構築されたメカニズムを提供します。 IODCは2つの部分で構成されます。 最初の部分は、ハードウェアモジュールの特定および特徴付けを行う、最高16バイトまでのセットです。 2番目の部分は、モジュールの種類に依存する処理(ブートデバイス、キーボード、および表示デバイスの初期化および入出力ルーチンなど)を実行するための、標準手続きインタフェースを提供するエントリーポイントのセットです。 IODCについては、PA-RISC 1.1 I/O Firmware Architecture Reference Specification(英語)に説明文書があります。
- I/O拡張キャビネット
(IOX)
I/Oデバイス(カードケージ)を持つがセルを持たないキャビネット。
参照 拡張キャビネット- I/Oサポート構造
1つ以上のI/Oシャーシが設置されたキャビネット内部の物理的構造。 I/Oサポート構造はキャビネットにより、I/Oサポートトレイ、またはI/Oシャーシエンクロージャ(ICE)とも呼ばれます。 これらの名前が異なるのは、サポート構造の物理的な特徴が異なることを反映しているためです。 I/Oサポート構造は、一部の種類のキャビネット(I/O拡張キャビネットなど)では着脱可能ですが、着脱できないキャビネットもあります。
- I/Oシャーシ
システムバスアダプタと1つ以上のローカルバスアダプタを持つPCIまたはPCI-Xカードケージおよび関連するバックプレーン。 I/Oシャーシは、物理的に取り外し可能な場合とそうでない場合があります。
- I/Oシャーシエンクロージャ
(ICE)
HP Superdomeサーバーの一部モデルに固有のI/Oベイのタイプ。最高で12スロットのI/Oシャーシを2つまで機械的および電気的にサポートします。
- I/Oシャーシのアクティブ化
非アクティブなI/OシャーシをアクティブなI/Oシャーシに変更するプロセス。 シャーシはそれを接続するセルがアクティブ化されるときにアクティブ化されます。
- I/Oシャーシの非アクティブ化
アクティブなI/Oシャーシを非アクティブなI/Oシャーシに変更するプロセス。 I/Oシャーシは、接続しているセルが非アクティブ化されたときに非アクティブ化されます。
- I/Oファン
I/Oシャーシの冷却用ファン。 I/O拡張キャビネットとコンピュータキャビネットの両方にあります。 I/Oファンはキャビネット冷却ファンとは異なります。
- I/Oベイ
I/Oサポート構造が存在するキャビネット内の物理的位置。
- iCAP
- 参照 Instant Capacity
- ICE
- 参照 I/Oシャーシエンクロージャ
- Instant Capacity
(iCAP)
一部のHP社のサーバーシステムで利用可能なPay Per Use (PPU)機能。 iCAPシステムは、指定された数のアクティブなプロセッサと非アクティブなiCAPプロセッサで構成されています。 使用開始料金を支払うことで、プロセッサを追加でアクティブ化できます。 この仕組みにより、必要なときに必要なだけのコンピューティング能力を購入できます。
- IODC
- 参照 I/O依存コード
- IOX
- 参照 I/O拡張キャビネット
- IPMI
- 参照 インテリジェントプラットフォーム管理インタフェース
- ISL
- 参照 イニシャルシステム ローダー
- Itanium®ベース システム
IntelとHP社が共同開発したIntel® Itanium®プロセッサファミリー アーキテクチャのすべてのバージョンに基づき構築されたシステム。
- nPartition
HPサーバーのパーティションで、セル(CPUとメモリーを含む)およびI/Oシャーシ(I/Oデバイスを含む)のグループで構成されます。 各nPartitionは他のnPartitionと独立して動作し、オペレーティングシステムの1つのインスタンスを実行したり、または仮想パーティションに分割する(vParsをサポートするシステムの場合)ことができます。
参照 仮想パーティション- nPartition構成権限
新しいモデルのサーバーで利用可能な機能で、あるnPartitionのAdministrator (root)ユーザーが他のnPartitionに影響を及ぼす権限を制限するときに使用できます。 この機能は、サービスプロセッサコマンドインタフェースのPARPERMコマンドで構成できます。 詳細については、nPartition構成権限についてのヘルプトピックを参照してください。
- nPartitionプロバイダ
パーティションシステムのnPartition情報を取得するためのWBEMサービスプロバイダ。
- OS
オペレーティングシステム
- PACI
- 参照 パーティションコンソールインタフェース
- PCD
- 参照 パーティション構成データ
- PCI
Peripheral Component Interconnectの略で、プロセッサと接続デバイスとの接続規格です。
- PCI-X
PCIの拡張バージョン。
- PDC
- 参照 システムファームウェア
- PDH
- 参照 プロセッサ依存ハードウェア
- Peripheral Component Interconnect
- 参照 PCI
- SBA
- 参照 システムバスアダプタ
- SCCD
- 参照 安定システム構成データ
- TOC
- 参照 制御の移行
- URL
Uniform Resource Locatorの略で、[RFC 2396]で指定されるWebアドレス。
- VFP
- 参照 仮想フロントパネル
- vPars
仮想パーティションを提供するHP社のソフトウェア製品。
- vParsパーティションデータベース
vParsを使用可能なシステム上にある、すべての仮想パーティションの構成情報を持つデータベース。
- vParsモニター
vParsが利用可能なシステムで、仮想パーティションへのリソースの割り当てを管理するプログラム。 仮想パーティションを利用可能にするには、通常のHP-UXカーネルの代わりにvParsモニターがブートされている必要があります。 モニターの下で稼動する各仮想パーティションはその後、それ自身のHP-UXカーネルをブートします。
vParsモニターはvParsパーティションデータベースを読み取って更新し、仮想パーティションおよびそのカーネルをブートし、一部のファームウェア呼び出しをエミュレートします。
- WBEM
- 参照 Web-Based Enterprise Management
- Web-Based Enterprise Management
(WBEM)
Distributed Management Task Force, Inc.が開発した、一連のWebベースの情報サービス標準規格。 WBEMプロバイダはリソースへのアクセスを提供します。 WBEMクライアントは、登録されたリソースについての情報取得およびアクセス要求をプロバイダに送信します。
参照 nPartitionプロバイダ- XBC
- 参照 クロスバーチップ
- 空きセル
nPartitionに割り当てられていないセル。 スロットが実装されているかどうかにかかわらず、すべてのセル位置はパーティションに割り当てられるか、空きセルとして保持されます。
- アクティブセル
OSが使用できるセル。 つまり、セルのプロセッサ、メモリー、およびI/O(セルがI/Oシャーシに接続されている場合)のすべてが、OSから使用できるという意味です。 アクティブセルには次の特徴があります。
存在し、実装されている。
電源が有効になっている。
パーティションに割り当てられている。
ブート阻止の状態が解除されている。
- アクティブなI/Oシャーシ
システムバスアダプタ(SBA)リンクが初期化されているI/Oシャーシ。 I/Oシャーシに設置したI/OカードをOSが使用できるようにするには、SBAリンクを初期化する必要があります。
- アクティブなnPartition
nPartitionがアクティブとなるのは、nPartition内のセルのうち少なくとも1つがアクティブな場合です。
参照 非アクティブなnPartition- 安定システム構成データ
(SCCD)
コンプレックスプロファイルの一部で、コンプレックス全体の属性(シリアル番号、モデル文字列など)およびnPartitionへのセルの割り当てが含まれます。
- アンバウンドCPU
関係するパーティションの稼動中に、仮想パーティションの間で移行できるCPU。 アンバウンドCPUはI/O割り込みを処理できません。 アンバウンドCPUは浮動CPUとも呼ばれます。
参照 バウンドCPU- イニシャルシステム ローダー
(ISL)
ブートストラップ プロセスで、オペレーティングシステムから独立した部分を実行するプログラム。 ISLは、自己診断および初期化が正しく完了した後にロードされ、実行されます。 ISLは、オペレーティングシステムの選択のためのインタフェースを提供するか、事前定義されたデフォルトOSのロードを行います。
- イベントログ
通常のI/O処理に依存せずに重大なハードウェアおよびソフトウェア上のイベントをレポートするメカニズム。 イベントログを表示するには、サービスプロセッサにログインし、SL (Show Logs)コマンドを使用します。
- インタリーブメモリー
複数のセルにまたがってインタリーブされたメモリー。 インタリーブメモリーは、複数のセルにまたがる異なる物理メモリー範囲にマッピングされる、単一の論理メモリーアドレス範囲を表します。
インタリーブメモリーの構成はいくつかのトレードオフを伴います。 詳細については、構成ガイドを参照してください。
参照 セルローカルメモリー- インテリジェントプラットフォーム管理インタフェース
(IPMI)
リモートのマルチプラットフォームサーバー管理のための一連の標準規格で、インテリジェントなプラットフォーム管理ハードウェアとメッセージベースのインタフェースを使用します。
- ウィザード
複雑なタスクを一連の単純な手順に変換し、手順全体を通してユーザーを補助する一連のページ。 ウィザードにより、手順を飛ばすことなく必要な情報すべてが確実に入力されます。 それぞれの手順で表示されるページでは、手順の完了に必要な情報を指定できます。 それぞれの手順ではヘルプも利用でき、またいつでも前の手順に戻ってウィザードを続けることもできます。
- 拡張キャビネット
ベースキャビネットと接続してデュアルコンピュータ キャビネットコンプレックスを構築するために構成される、専用コンピュータキャビネット。 拡張キャビネットは常に、キャビネットのペアの右側(正面から見た場合)にあり、ベースキャビネットのサービスプロセッサに接続するためのハブを備えています。
参照 I/O拡張キャビネット- 仮想コンソール
1つのハードウェアコンソールポートを複数の仮想パーティション用コンソールとして使用できるvPars機能。
- 仮想パーティション
サーバーまたは1つのnPartitionのソフトウェアパーティションで、オペレーションシステムのインスタンスが各仮想パーティションで独自に実行できます。 仮想パーティションはnPartitionの範囲を超えて作成はできません。
参照 nPartition- 仮想パーティションスキャン
vParsが利用可能なシステムで、CPU、メモリー、およびI/Oリソースの割り当ておよび状態を識別するために行うシステムスキャン。
- 仮想フロントパネル
(VFP)
サービスプロセッサにより提供されるインタフェースで、nPartitionのブート/実行状態を表示します。
- キャビネット
コンプレックス内にセルおよびI/Oシャーシまたはいずれか一方を格納する物理的エンクロージャ。 キャビネットには電源および冷却用ハードウェアも格納しています。
- キャビネット冷却ファン
HP Superdomeサーバーのコンピュータキャビネットの上部にあるメイン冷却用ファンで、キャビネットへの空気流の主な取り込み口です。
- クロスバーチップ
(XBC)
一部のサーバーモデルでは、コンピュータキャビネット内のセルを一組のコネクタでクロスバー バックプレーンにプラグ接続し、セルボード上のセルコントローラとクロスバーチップを接続します。 他のサーバーモデルでは、セルコントローラ同士を直結するため、クロスバー バックプレーンは不要です。
- 現在の仮想パーティション
仮想パーティションコマンドを実行するときに使用するコンテキストで、、現在の仮想パーティションとは、コマンドが実行されている仮想パーティションのことです。
参照 ローカルnPartition- コアI/O
それぞれのnPartitionに必要な基本I/O機能のセットを提供します。 基本I/O機能には、パーティションコンソールインタフェースおよび10/100Base-Tネットワークインタフェースなどがあります。
- コアセル
各nPartitionには、ブート時にシステムファームウェアがコアセルとして選択するセルが1つあります。 HP sx2000チップセットを搭載したサーバーでは、各セルがコアI/Oを有しているので、すべてのセルがコアセルになることができます。 他のnPartitionサーバーでは、コアセルは、コアI/Oを含むI/Oシャーシに接続しなければなりません。 コアセルには次の固有の特徴があります。
- コアセル候補
各nPartitionのパーティション構成データ内にある、システムファームウェアがパーティションのコアセルを選択するときに参照する情報。 コアセル候補として特定のセルがある場合、システムファームウェアはまず、このセルの中から選択を試行し、その後でデフォルトのコアセル選択アルゴリズムを適用します。
- 高可用性
1つ以上のコンポーネントの障害にかかわらず、サーバーまたはパーティションが稼動し続ける能力。 高可用性を実現するには、プロセッサやメモリーなどのリソースを特定の組み合わせで冗長化することが必要です。
デバイスグループの高可用性ステータスは、一般的に次の表記法で示します。
- コンピュータキャビネット
セルを含むキャビネット。 I/O拡張キャビネットはコンピュータキャビネットではありません。
- コンプレックス
nPartitionによってオペレーティングシステムの複数インスタンスをサポートできる単一のハードウェア構成。 コンプレックスには、ケーブル接続された1つ以上のキャビネットと、これに格納されるすべてのハードウェアリソースが含まれます。
- コンプレックスの再構成
安定システム構成データに変更を加えるプロセス。 このプロセスが要する時間はわずか数秒ですが、影響が及ぶセルが非アクティブ化されるまでサービスプロセッサが待機する必要がある場合、さらに時間を要します。 コンプレックスの再構成中は、安定システム構成データへの追加変更はできません。
- コンプレックスプロファイル
サービスプロセッサによって管理される、コンプレックスの構成を示すデータ構造。 コンプレックスプロファイルは、安定システム構成データと各パーティションについてのパーティション構成データから構成されます。
- サービスプロセッサ
サービスプロセッサは、nPartitionをサポートするHPサーバー用の独立したサポートプロセッサです。 サービスプロセッサは、サービスレベルコマンドに加え、nPartitionのリセットやリブート、またさまざまなパラメータを構成するコマンドのメニューを提供します。
HPサーバーのサービスプロセッサは、Management Processor (MP)やGuardian Service Processor (GSP)と呼ばれることもあります。
- 再構成可能
ブートされるのを阻止された(ブート阻止を参照)セルの場所を示します。 この用語は、アクティブセルを以下の他のセルと識別するのに使用されます。
セルの識別は、安定システム構成データの新しいコピーを送出するときに重要です。nPartitionの割り当てが変更されたすべてのセルは、サービスプロセッサが新しい安定システム構成データを送出できるようになる前に再構成可能になる必要があります。
- 再構成のためのシャットダウン
すべてのアクティブセルをブート阻止(BIB)の設定でリセットする、nPartitionのシャットダウンプロセス。 nPartition上で稼動するオペレーティングシステムがシャットダウンを終了すると、これらのセルは電源投入時の自己診断シーケンスを開始し、その後BIBがサービスプロセッサによってクリアされるまで待機します。
HP-UXオペレーティングシステムの場合、再構成のためのシャットダウンはshutdown(1M)またはreboot(1M)コマンドで-Rおよび-H (すなわち-RH)オプションを使用して実行します。
LinuxおよびMicrosoft® Windows®オペレーティングシステムの場合、再構成のためのシャットダウンは通常のシャットダウンプロセスで実行します。
参照 再構成のためのリブート- 再構成のためのリブート
すべてのアクティブセルをブート阻止(BIB)の設定でリセットする、nPartitionのリブートプロセス。 nPartition上で稼動するオペレーティングシステムがシャットダウンを終了すると、これらのセルは電源投入時の自己診断シーケンスを開始し、その後BIBがサービスプロセッサによってクリアされるまで待機します。 nPartition内のすべてのセルの自己診断が完了すると、サービスプロセッサはnPartitionをブートします。
HP-UXオペレーティングシステムの場合、再構成のためのリブートはreboot(1M)またはshutdown(1M)コマンドで-Rオプションを使用して実行されます。 -Hオプションを使用すると、nPartitionは再構成後に自動的にリブートされないので使用してはいけません。
LinuxおよびMicrosoft® Windows®オペレーティングシステムの場合、再構成のためのリブートは通常のリブートプロセスで実行されます。
参照 再構成のためのシャットダウン- 次回ブート時に使用
パーティション構成データ内のセルごとに設定するフラグ。 このフラグを設定しないでセルがパーティションに割り当てられた場合、セルはパーティションが次にブートされたときにアクティブ化されません。 このフラグは、パーティションをブートするプロセスでシステムファームウェアに使用されます。
- システムバスアダプタ
(SBA)
I/Oシャーシ内のチップで、セル上のセルコントローラとI/Oシャーシ内のローカルバスアダプタを接続します。
- システムファームウェア
プロセッサ依存の処理を実行する、一様に構築されたコンテキストを提供するコード。 PA-RISCシステムではプロセッサ依存コード(PDC)とも呼ばれます。 Itanium®ベース システムでは、システムファームウェアにはPAL (Processor Abstraction Layer)、SAL (System Abstraction Layer)、EFI (Extensible Firmware Interface)、およびACPI (Advanced Configuration and Power Interface)が含まれます。
- シャーシログ
以前のサーバーモデルでイベントログの意味で使用されていた用語。
- 主CPU
オペレーティングシステムをブートするためにシステムファームウェアから選択される、nPartition内のプロセッサ。
- 使用可能なリソース
nPartitionに割り当てられていないセルおよびI/Oシャーシ。または、仮想パーティションに割り当てられていないCPU、メモリー、およびI/Oリソース。 これらのリソースは、新しいパーティションでの使用や、既存のパーティションへの追加が可能です。
- 制御の移行
(TOC)
オペレーティングシステムおよびすべてのアプリケーションを停止し、ダンプデバイスが定義されている場合は、これにクラッシュダンプを保存するソフトリセット。
参照 ハードリセット- セル
コンプレックス内におけるnPartitionの基本的な生成ブロック。 セルはプロセッサとメモリーを搭載した回路ボードで、すべてセルコントローラチップが制御します。
- セルPDHコントローラ
セルをサービスプロセッサに接続する、プロセッサ依存ハードウェア (PDH)のマイクロコントローラ。
- セルコントローラ
(CC)
セルボード上に搭載されたASIC。 CCは、セル上のプロセッサおよびメモリーへのインタフェースを備えています。 CCはまた、システムバスアダプタおよびファブリックとのインタフェースも備えています。 CCはパーティション内のセル間で、データの整合性を維持する役割を担っています。
- セル電源オン/オフ
セルの電源の有効化または無効化。 電源が有効にならない限り、セルはアクティブセルになれません。 電源を無効にしないと、セルを物理的に削除することはできません。 電源を有効にするには、セル位置にセルを搭載している必要があります。 I/Oシャーシがセルに接続されている場合、I/Oシャーシもセルにともなって電源オン/オフが切り替わります(シャーシがセルに接続されていないときは、シャーシの電源はセルとは独立して制御することもできます)。
セルがアクティブのときは、サービスプロセッサを経由しなければセルの電源を無効にできません(細心の注意が必要です)。
- セルのアクティブ化
非アクティブセルをアクティブセルに変更するプロセス。 セルは、パーティションがブートされる中でパーティションに統合されるときにアクティブ化されます。
- セルの非アクティブ化
アクティブセルを非アクティブセルに変更するプロセス。 セルが非アクティブ化されるのは、セルが属するパーティションで再構成のためのシャットダウンが実行されるときです。 また、次回ブート時に使用の値を「いいえ」に設定して、パーティションで再構成のためのリブートを実行することで、セルを非アクティブ化することもできます。
- セルローカルメモリー
(CLM)
インタリーブされていないセルメモリー。 セルローカルメモリーのページは1つのセルによって生成されます。 メモリーにアクセスするプロセスが、メモリーと同じセルにあるCPU上で常に実行される場合、セルローカルメモリーはインタリーブメモリーよりもパフォーマンスが高くなります。
セルローカルメモリーはHP-UX 11i v2(B.11.23)、SuSE Linux Enterprise Server 9またはMicrosoft® Windows®を実行しているnPartitionでのみサポートされています。セルローカルメモリーの構成はいくつかのトレードオフを伴います。 詳細については、構成ガイドを参照してください。
参照 インタリーブメモリー- 層(echelon)
単一の障害グループとして設置されている一組のDIMM。 層のいずれかのDIMMに障害が発生するか構成解除されると、層全体が構成解除されます。 1つの層を構成するDIMMの数は、一部のHP社のサーバーモデルでは4つですが、2つのものもあります。
- パーティション
プロセッサ、メモリー、およびサーバーのその他ハードウェアリソースからなるサブセットで、パーティション上でオペレーティングシステムの1つのインスタンスが実行できます。 パーティション化により、1つのサーバーでOSの複数のインスタンスを実行でき、各インスタンスはそれが属するパーティション上で、他のパーティションからは独立して稼動します。
Partition Managerで扱われる主なパーティションは、nPartitionと仮想パーティション(vPars)の2種類があります。 サーバーモデルにより、1つまたは両方の種類がサポートされます。
- パーティション安定ストレージ
- 参照 パーティション構成データ
- パーティション構成データ
(PCD)
パーティション固有情報を備えるコンプレックスプロファイルの一部。 PCDは、潜在的なパーティションごとにエレメントを1つ持つ配列に、パーティション番号の索引がついているものと見なすことができます。 PCDは従来のシステムでは安定ストレージの機能を備えています。
- パーティションコンソールインタフェース
(PACI)
パーティションへのコンソールアクセスを提供します。 PACIはコアI/Oの一部です。
- パーティションデータベース
- 参照 vParsパーティションデータベース
- パーティションの名前
64文字まで(nPartitionの場合)、または239文字まで(仮想パーティションの場合)のASCII形式の文字列。 システム管理者がパーティションを識別する際に役立ちます。 使用できる文字は、
a-z, a-z, 0-9, ., および_ (アンダースコア)です。.
nPartitionの名前には、
- (ハイフン), およびスペースも使用できますが、これらの文字は仮想パーティションの名前には使用できません。
パーティション番号がパーティション固有の識別子となるので、nPartitionではパーティションの名前は重複しても構いません。 仮想パーティションの名前は、vParsが稼働するnPartition内またはサーバー内で重複してはいけません。
- パーティション番号
各nPartitionには0から、サポートされるパーティション数から1を引いた数までの固有の番号が割り当てられます。パーティション番号は、コンプレックス内の個々のnPartitionを一意に識別します。
- パーティションへのセルの割り当て
セルを空きセルから特定のパーティションに属する状態に変更するための、安定システム構成データの変更。 パーティションに割り当てられたセルのリソースを使用するには、セルをアクティブ化する必要があります。 実際にはセルを搭載していなくてもセル位置をパーティションに割り当てることができます。
- パーティションへのセルの割り当て解除
セルを特定のパーティションに属する状態から空きセルに変更するための、安定システム構成データの変更。 割り当て解除するセルは非アクティブセルでなければなりません。
- ハードウェアパーティション
- 参照 nPartition
- ハードリセット
ハードリセットの動作は、サービスプロセッサプロンプトで使用できるリセット (RS)コマンドに似ています。 ハードリセットは、クラッシュダンプの生成のために一時停止することなく、すべてのオペレーティングシステムおよびアプリケーションを即座に停止します。
参照 制御の移行- バウンドCPU
仮想パーティションへの割り込みを処理できるCPU。 いずれか一方の仮想パーティションが稼動しているとき、バウンドCPUはあるパーティションから別のパーティションへ移行できません。 すべての仮想パーティションに少なくとも1つのバウンドCPUが必要です。
参照 アンバウンドCPU- 非アクティブセル
nPartitionをサポートするシステム上にあるが、OSから使用できないセル。 非アクティブとはセルがアクティブでないという意味ですが、この用語は通常、次の状態のセルを示すのに使われます。
- 非アクティブなI/Oシャーシ
nPartitionをサポートするシステム上にあるが、OSから使用できないI/Oシャーシ。 I/Oシャーシは、接続しているセルが非アクティブのとき、非アクティブとなります。
- 非アクティブなnPartition
nPartitionが非アクティブとなるのは、nPartitionのすべてのセルが非アクティブなときのみです。
参照 アクティブなnPartition- ファブリック
クロスバーチップ(XBC)とセルとの相互結合を大まかに示すのに使用される用語。
- フィールド交換可能ユニット
(FRU)
現地の技術者が個別に交換できる部品。 交換できる部品には、ホットプラグ対応部品、ホットスワップ対応部品、またオフラインで扱われる数々の部品があります。
- ブートコンソール ハンドラー
(BCH)
PA-RISCシステム上で、パーティションに関連する構成の変更および処理を可能にするシステムファームウェアのユーザーインタフェース。 たとえば、BCHはブートオプションとブートデバイスの選択を指定できます。 Itanium®ベース システムでは、EFI Boot Managerが同様の機能を提供します。
- ブート阻止
(BIB)
電源はオンになっているが、ブートが許可されていないセルの状態。 BIBはセルの電源が有効になるとすぐに発生しますが、システムファームウェアが電源投入時の自己診断シーケンスを完了した後、BIBがサービスプロセッサにクリアされます。 サービスプロセッサがパーティションのブートの命令を受けると、BIBがクリアされます。 BIBはまた、アクティブなサービスプロセッサがコンプレックスに存在しないとシステムファームウェアが判断した場合にクリアされます。
- 浮動CPU
- 参照 アンバウンドCPU
- プロセッサ依存ハードウェア
(PDH)
セルボード用のROM、不揮発性メモリー、およびPDHコントローラインタフェース。 プロセッサ依存ハードウェアは、コントローラとその外部フラッシュEPROM、バッテリーバックアップ付きSRAM、リアルタイムクロック、および外部レジスタで構成されます。
- ベースキャビネット
コンプレックス内でただ一つ使用されるコンピュータキャビネットか、デュアルコンピュータキャビネットの半分として使用されるコンピュータキャビネット。 ベースキャビネットは常に、物理的にはキャビネットのペアの左側(正面から見た場合)にあり、サービスプロセッサを備えたキャビネットです。
参照 拡張キャビネット- ベースセル
現在はすべてのセルがベースセルです。 その他の種類のセルは、セルメモリーの使用を識別するために将来のリリースで導入される可能性があります。
- ホットスワップ対応
稼働中のキャビネットに部品を追加または取り外しを行う際に、ソフトウェアの介在が不要なのがホットスワップ対応の部品です。 ホットスワップ対応な部品の例には、バルク電源装置、キャビネット冷却ファン、およびI/Oファンがあります。 これらの部品は、部品を取り外してもN-1の状態にならないという前提で、ホットスワップ対応です(たとえば、キャビネットの電源の状態がN+1の場合、キャビネットの稼動に影響を及ぼさずにバルク電源装置をいずれか1つ取り外すことができます)。
参照 ホットプラグ対応参照 フィールド交換可能ユニット- ホットプラグ対応
稼働中のキャビネットに部品を追加または取り外しを行う際に、ソフトウェアの介在が必要なのがホットプラグ対応部品です。 ホットプラグ対応な部品の例として、PCI I/Oカード、セルおよびI/Oシャーシがあります。
これらの部品は、OSおよびハードウェアがサポートする範囲でのみホットプラグ対応となります。
参照 ホットスワップ対応参照 フィールド交換可能ユニット- マスターI/Oバックプレーン
I/Oシャーシをプラグ接続するバックプレーン。
- メモリー層
- 参照 層(echelon)
- ユーティリティサブシステム
ユーティリティサブシステムには次が含まれます。
ユーティリティ サブシステムはプラットフォーム管理のためのインフラストラクチャを備えています。 この機能およびサービスはサービスプロセッサのユーザーインタフェース、parmgr(1M)、および他のプラットフォーム管理ツールでアクセスできます。
- リモートnPartition
パーティションコマンドを実行するときに使用するコンテキストで、、リモートnPartitionとはコマンドを実行するnPartition以外のnPartitionのことです。
参照 ローカルnPartition- ローカルnPartition
パーティションコマンドを実行するときに使用するコンテキストで、、ローカルnPartitionとはコマンドを実行するnPartitionのことです。
参照 現在の仮想パーティション参照 リモートnPartition- ローカルバスアダプタ
(LBA)
システムバスアダプタをPCIなどのI/Oバスに接続するデバイス。 複数のローカルバスアダプタが、1つのシステムバスアダプタに接続されます。
- 割り当て解除のセル
- 参照 空きセル